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フリートーク > 2000年7月4日バックナンバー

物語と音楽

 私は以前から物語には絶対音楽が必要不可欠なものであると思っていました。例えばドラマや映画には音楽は場を盛り上げるために非常に重要な役割を担っているし、ゲームのBGMもそう。時として、音楽のほうが場を盛り上げてしまい、物語そのものに目がいかなくなってしまうということもあるのですが、それでもやっぱりいいお話にはいい音楽が必要だなと思っていたのです。
 だいぶ前の話になりますが、「平原」のDecoさんが運営していらっしゃる「FictionJunction」にて、DecoさんことYKさんの曲を拝聴する機会がありました(そのころ、Decoさんのお名前は拝見したことがあってもまったく面識がなかったのであります。(^ ^;;)。そこの人気コンテンツに「STORY TELLERS」というコーナーがありまして、Decoさん(YKさん)がこれまでお読みになった小説のテーマ曲をご自分で作曲し、公開してらっしゃいました。そのなかに、なんとzeroさんの「カルテット」と志麻ケイイチさんの「汎神族」のテーマ曲が! このふたつの作品は以前に少し読んで「ああ、こんなに質が高い小説を書いていらっしゃるすごい人がいるんだなぁ」といたく感動した覚えがあったので、すごく驚きました。で、曲もすばらしく、ふたつの作品の価値観を見事に音で表現したもの。まさにいい物語にいい音楽がつき、そのふたつがいい具合に融合された典型的な成功例だと思いました。お気に入りなのでデスクトップにおいて仕事中や精神状態の悪いときに聴いてます。
 クチじゃあれなんで、ぜひ聞いてくださいな。ふたつの作品の試聴はこちら!→
 それから、「紅蓮のエイカ」の邪楽さんも、ご自身で作曲されたエイカのテーマ曲を公開してらっしゃいます。先日5万HIT記念オリジナルCDに当選いたしまして、家宝のごとく聴いておりマスです。

 では、拙作「神々の黄昏」の場合は……。この作品は、最終的には動画や音楽を駆使したマルチメディアコンテンツにまで発展させていきたいと前から考えていたのですが、音楽担当の相方が多忙のため、ちょっと休止中(やすくん、これ見てたら反省しなさい!)。でも昔からやはり音楽をつけたいなと考えているので、予告編ムービーを作る際にいろいろ考えてみたわけです。
 ふたつの予告編ムービーにBGMとしてつけたのは、リットーミュージックから発売されているロイヤリティフリーの音楽素材集から選んだものです(本当はクレジットをいれるべきだったんでしょうが、まぁ私はスタッフみたいなモンなのでOKでしょう(^ ^;; ←おいおい)
 やっぱり一応「ファンタジー」であり、すこーし「SF」を意識して書いているつもりなので、重厚な感じがいいなぁと思っていろいろ聴き比べ、最終的にあの曲をつけてみましたが、個人的にはけっこうハッタリきいてていい線いってるかも、という感じです。

 大昔芝居をやっていたことがあるのですが、そのころは演出&脚本&音楽も担当していました。私は結構昔からテーマ曲をつけるのが好きで、「このシーンには絶対あの曲!」みたいなのを考えるのが大好き。自分には曲を作る才能はありませんが、そんなふうにイメージをかためていると、結構書いていて楽しいです。「?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、樋渡の頭の中で演奏されている曲はこんな感じです。
 なぜかプログレ系やマイナーどころが多いのは個人的趣味です。

プロローグ:空中楼閣の聖騎士 メインテーマ……MAGNUM OPUS(超大作)/ KANSAS
マグナム・オーパス、その名の通りKANSASのなかでも「超大作」の長い組曲ですが、なんかあのオープニングの重苦しい感じが好きですねぇ。汎大陸戦争後に封鎖された氷山の不気味な感じとかあってる感じがする……(ホントかよ)。

レオンハルト……BRAVE / MARILLION
マリリオンの同名タイトルのアルバム「BRAVE」から。なんかあのケルト〜な感じがツボ。静かな曲だと思ってたら後半少し盛り上がってまた静かになる……なんてとこが、レオンハルトっぽい(なんだそりゃ)かなぁと思ったり。

第1章:黒き悪夢の呪縛メインテーマ……MARS THE BRINGER OF WAR(火星--戦争をもたらすもの)/ GUSTAV HOLST
……ホルストの組曲「惑星」から「火星」。結構これに触発されたゲームのオープニングBGMは多いのでは? FF4のオープニングなんてモロこんな感じですよねぇ。今は手元にはエマーソンレイク&パウエルのカバーバージョンしかないのですが、あのオープニングの重苦しい雰囲気が好きだったり。後半いきなり盛り上がるところからすごくいいんですよ。

ピアージュ……THE WARRIOR / PATTY SMYTH & THE SCANDAL
いや、80年代にパティ・スマイスのあの曲が好きだったもんだからつい。なんつーかこう、媚びないスマイスの歌い方がピアージュの人生によく似ているなぁと。パティ・スミスとは別人なので要注意。

フライス……RAINMAKER / KANSAS
つぶやくように始まって、メインテーマで分厚いコーラスが重なり、曲が進むごとに盛り上がっていくみたいなところがなんかいいなぁ。この曲は職業詐欺をやっていた男がある雨の降らない街にやってきて、そこで雨乞い師の看板を掲げた……というストーリーになっています。で、金を受け取って形ばかりに雨乞いをはじめたら本当に雨が降った、俺は精霊を呼び出しちまったんだと自然の驚異に恐れおののくという中間くらいの盛り上がり部分がすばらしかったり。なんかフライスっぽいなぁと思っただけ(^ ^;;

サーシェス……TOTAL ECLYPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
すんません、やっぱ自分が好きな曲ばっかりですわ。80年代ロックばんざーい! ピアノがきれいだしね、もの悲しい旋律だけどボニー・タイラーの力強いボーカルラインがサーシェスって感じかな(ウソつけ)。

セテ……HURRICANE / VOW WOW
いや、難しいなぁ。いちおー主人公だし(ヲイ)。SKINの「MONEY」なんてイキオイあって好きだけど、あんなゴツい感じでもないし、イキオイがあってそれでいて繊細なっつーと、やっぱこの人たちかなー(VOW WOWすっごく好きだったしー!)。いや、やっぱセテはイキオイだけか。ちゅうーわけで、セテは台風ってことで。VOW WOWぐらいすごいバンドは、もう日本には出てこないでしょうねぇ。

コルネリオ……CHANT OF THE EVER CIRCLING SKELTON FAMILY / DAVID BOWIE
デビッド・バウイ様の「ダイヤモンドの犬」より。別に深い意味はないんですが、あのくるくる回る〜って感じのバウイさまの曲がよく似合うかなーなんて(やる気あんのか?)。