Twilight of The Godsトップへ


フリートーク > 2001年9月16日バックナンバー

それこそ最終幻想だよ

 神様、ほんとごめんなさい。私がバカでした。
 絶対に絶対にこんなことはあってはいけないのです。まさか映画「FINAL FANTASY」を初日に観に行くなんて……(;´Д`)。
 久々にゆっくりできる休日だったので、昼間ダラダラと洗濯やら掃除やらをやりながらTVを観ていたときのこと。ちょうどテレ東で「FFM」のプロモーション番組を見てしまったのが原因。CG系の雑誌などでよく記事になっていたので目を通していたが、内容に関しては懐疑的でした。
 多分観に行かないだろうとは思っていたのですが、時間もあったことだし、この秋いちばん観たい「TOMB RAIDER」は10月頭まで封切りにならないということもあって、彼氏を連れて物見遊山程度に有楽町マリオン日本劇場へ。
 この日は初日でしたが、なんだか窓口はがら空き。もし長蛇の列ができていたらやめよう、でもまぁ大人だし、指定席が空いていたら指定席でと思っていたのですが、この静けさになんだか拍子抜け。わざわざ指定買ってまで観る必要もないくらい、席が空いていたのには苦笑しましたがな。
 で、とりあえず感想。
 どうやったらこんなにつまらないものができるのか不思議です。
 CGのクオリティのよさにはじめは驚きましたが、それも慣れる。ゲームなら「すごいね」という感想も言えるだろうが、人間にしかできない小さなしぐさや表情による演技にはかなわない。映画であれば、絵柄の美しさや演出以前にストーリーが命なはず。その肝心なストーリーが、あんなふうに制作側の自己満足で固められ、観客をおいてきぼり、不完全燃焼にしてしまうものであるなら、あれは完全な「CGの技術を披露するためのデモンストレーション映像であった」ということしかできない。
 CG技術の美しさなら、すでに1997年(だか1996年)に、Strata Studio Proで実現した「SINKHA」というマルチメディアノベル形式のCD-ROMコンテンツが発表されている。しかし、絵柄の美しさに力を注ぎすぎたのか、シナリオはひどいものだった(もともとゲームを前提に作られたものだったので、それはよしとしよう)。あのときと同じ、FFMのCGにはいたく感動したが、そのシナリオのへぼさに呆れてしまったわけだ。
 もしかして自分たちだけがこんな辛辣な意見を持っているのかと不安になったので、さっそく某巨大掲示板サイトへ足を運んでみると、やはり同じような書き込みが目立つので安心する小心者(笑)。
 これは痛い……。ちょうどFinal Fantasy Xの予想以上のできのよさに気をよくしていた時期だっただけに、この映画のひどさは目も当てられない。米国では7月に先行して封切られていたが、各紙が取り上げたものの、CGの美しさばかりで肝心な内容に言及した記事は目にしなかったし、興行成績もあまりという話を聞いていたのだが、まさかここまでひどい自己満足的映画に仕上がっているとは思わなかった。もう呆れるのを通り越して、物書きのはしくれとして腹が立ってくる。仮にも私は1からのFFファンなんだけどさ。もっとシナリオを練ろうよ、坂口さん……(;´Д`)。
 餅は餅屋という言葉があるが……。ゲーム屋がハリウッドに対抗できる大作を作れるという幻想を抱くことこそ、まさに最終幻想だな。ゴールデンラズベリー賞を受賞できるすばらしい駄作に乾杯。

 アメリカの報復攻撃の恐れに、各国が戦々恐々としておりますが……。うーーん、報道される情報すべてをうのみにできない私はひねくれものでしょうか。
 そんななかでも最近気に入っているCF。沢口靖子の出てくる「タンスにゴン」。「一年もてばええほうやとおっしゃいましたけど、一年もてば十分やないですか」「トイレ行ってもいいですか」。
 いいわぁ、沢口靖子。ここ数年、新しい芸風を身につけたようで親しみが沸きますわ。