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フリートーク > 2002年3月1日バックナンバー

母ちゃんからの電話

 もうまじでホントヤヴァいです。3月です。まだ正月気分が抜けてないのにどうしたらいいのでしょう。<まだ正月かよ。それってリーマンとしてサイテーじゃねーのか?
 実はあともう少しすると樋渡さんはまたひとつ年を取ってしまうのです。ヤヴァいです。年を取ってから転職するってのはどーなんでしょうか。とかいいつつ、行き先も決まってない樋渡さん、このまま枯れ果てていくのかしらと思った。まじで。
 でもまぁ。こんな私でも生きてていいんだって思うことにして、ちょっとは心身共にリフレッシュして旅にでも出ます。金がなけりゃ、ちょこっとだけ実家に帰ります。

 実家の母から昨日深夜(っつーのも、わしが帰宅してくるのが1時を廻っているので)に電話があった。ここしばらくバタバタしていたので連絡を全然していなかったのだが(元々自分から電話をするほどマメではない)、うちの母ちゃんは体が弱い。弱いっつーか、まぁ年なのでそれ相応に弱まっていたりして、もともと腰(脊髄)が悪いので更年期以降、座骨神経痛に悩まされていたのだが、ここ最近はさらにそれがひどくて、座って靴下をはいたりすることができなくなったのだという。それで、話の内容はばーちゃんが名古屋の親戚の家に引き取られることになったということだった。
 うちには父親の母親であるばーちゃんがひとりおるのだが、このばーちゃんは私がうんと小さい頃から目が不自由だったんですわ。一級の身体障害者手帳を持ってる。視野がどんどん狭まってしまう後天的な病気で、87歳になるいまでは完全に盲目状態。耳も遠くなってきているし、目が見えないのでひとりで出歩けないため、足腰もかなり弱まっている。昨年のホントに晦日のとき、とうとう階段から落ちて入院してしまい、骨折こそしてなかったものの、今年に入って退院してからはひとりでは歩けなくなってしまっていた。
 うちの母ちゃんはそれをずっとひとりで面倒みてきたわけだよ。結婚当初からね。オヤジは人でなしだったのでずっと母ちゃんがきばっていたのだが、このたび、名古屋の次男のもとにばーちゃんがひきとられることになった。母ちゃんの体調が悪くなってきたのが理由。ひとりで面倒を見きれないというわけで、ようやくといった具合だった。
 血のつながりのない人をここまで面倒みることができるのかと、私は幼心に感動してたんだな。そりゃ三十年以上いっしょに暮らしていれば家族同然。ケンカや文句もあったけど、母ちゃんはよくやったと思う。もし自分が、いまの同居人の母ちゃんやら父ちゃんが自分で歩けないだのの理由で面倒を見ざるを得ない状況になったとき、ここまで身を粉にして世話をすることができるだろうかと思う。まだまだ私には理解できない世界があるんだなぁと思った。

 母ちゃんの体調が悪いので、仕事が終わったらしばらく実家に帰ろうかなと思う。まぁ実家っつっても電車で30分くらいの距離なんだけど、仕事がテンパってたりするとなかなかねぇ。土日は寝るか掃除するかでつぶしてしまうわけだし。
 結婚する気がないならお母さんと一緒に住まない? と言われていたんだけど、ばーちゃんのこともあったし、なんのために家を出たのか分からなくなってしまう。母親がいることでもっとだめな人間になってしまいそうだなと思うわけですよ。だって、疲れて帰ってきてもお母さんがご飯の支度してあげるし、洗濯もしてあげるよ、って言われてうれしいけどさ、ダメ人間に拍車をかけるような感じじゃない。
 あっしは長女なんだけど、まったく長子ってのはホントに損だよな。妹はまだわしがいまの会社に入る前、勝手にひとり暮らしがしたいからと出ていったが、わしは母ちゃんと家を守るつもりであの家にずっといようと思った。それこそ、まだうちの会社が景気がよくて、年度末に特別賞与が出ていたときなんて、母ちゃんにほとんど全部生活費として渡してたくらいだ。あのころは羽振りが良かった(笑)。人でなしの父親と目の見えないばーちゃんをおいて、母親とふたりで暮らせる場所を本気で探していたこともあったけど、人間って意外に非情になりきれないんだよね。犬もいたし(笑)。
 ところが数年経って妹が、今度は家に帰ってきたいと言いだした。まったく勝手なヤツで、金がないから戻ってきたいのだという。まぁ今度は妹が家にいて、わしが出ていけばあの家も安泰だと思ったのでひとり暮らしを初めてみたわけなんだけど。
 一年もたたずに妹は結婚し、このご時世にマンションまで買って出ていった(笑)。景気がいい旦那ってのはいるもんだ。いい男をつかまえたと思うよ。ちなみに、妹はわしと違って藤原紀香似の美人だったりする。
 有給消化期間に入ったら、実家に帰ってちょっとは親孝行でもすべぇ。退職金も計算ではかなり入るし、まぁ精神的に落ち着く場所にいるだけなら、誰もパラサイト・シングルなんて言わないだろうしな(笑)。

 家ってなんだろうな。わしは最近よく思うのじゃよ。
 まだ実家にいる頃、連続徹夜で仕事してへろへろになって帰ってきても、あんまり「ツライ」とか言ったことがないのだが、離れてみると電話口で「もう会社、辞めようかと思う」っつー泣き言を言ってしまう自分がいる。家にいる頃は、わしは「強気の自分」を演じて、親の前では泣いたりすることもなかった。そういうもんなのかなぁと思う。離れてありがたみが分かるというか、強そうに見える武装した自分を見せる必要がなくなったっていうか。それとも自分のなかで「長子だ」っつー、小指の先くらいのプライドがあったのか。よくわかんないけどさ。
 そろそろ強い自分っつーのも辞めようかなと思う。精神的に男のキャラの樋渡も、もうちょっと自分のために生きようと思う。
 とか言っておきながら、今日は会社の中でも仲のいい先輩(男)とくっちゃべっていたのだが、どうも会話が下ネタだのバイクの話だのフーゾクの話だの、男じみた話になってしまう。「お前な、そろそろそのキャラなんとかしろ。俺にこういう話をさせるな」と言われた(爆)。だめだこりゃ。

 つーわけで、しんみりしたところで話題を変えてみる。
 ここ二〜三ヶ月のおいらのおすすめはここだ。すげーアニGIF。「機動戦士のんちゃん」シリーズは、QuickTimeで全部落として見るべし! ガンダム世代はもちろん諸手をあげて喜ぶことでしょう。いろんなアニメの要素があって、アニGIFでここまでできるなんて神だと思った。