フリートーク > 2002年7月24日バックナンバー
そのカーソル、イライラするからやめれ。
仕事がはかどらなくてなんだかイライラしている今日この頃。暑い日が続くから余計に、だと思うんですけど、仕事の合間にブラブラネットサーフィンやっていて(いいから仕事しれ)、ふつうならそんな気にするほどでもないことに、めっちゃめちゃ気分を害されて困っています。
というのは、アレです。ブラウザの中のカーソルの形を変えるスタイルシートを使っているサイトにぶち当たったときです。
最近さぁ(誰に語りかけてるんだよ)、やたらカーソルの形を変えるの流行ってない? 俺だけかな、そう思うの。そういうのを好む人たちのWebリングとか回ってるから(どういうリングかはご想像におまかせしますが)かなーとも思うのですが、まず腹立たしいのは、デフォルトのカーソル(矢印カーソルね)が、クロスカーソル(十字カーソル)になってるってこと。どこにカーソルあるのか見えないっちゅーねん!!(イライラ度、ここで一気に60%をぶっちぎる)。さらにリンクボタンにカーソルを合わせたとき、インテリマウスのホイールを長押ししたときにでてくるみたいな、でかい矢印(スクリーンショットがとれないのでニュアンスで分かってくれたまえ)になってたりして。
ここでまたブチ切れですよ。お前らな、カーソルの意味わかってないんちゃうんかと。ただカーソルの形変えたいだけちゃうんかと(以下略)。
カーソルの形にはそれぞれきちんとした理由があるんだ、なぜそれをわざわざ変える!? と問いつめ(以下略)。特に私のような古くからパソコンと付き合っている人間にとっては、カーソルの形ってのは常識として刷り込まれてきた「経験」だったりするわけで、それをクライアント側で変えるならまだしも、強制的に変えられるというのは、「お前らユーザーエクスペリエンスについてマイクロソフトに行ってビル・ゲイツに説明してもらえ」と小一時間(以下略)。
さすが俺サマ、心狭〜い!
カーソルについてちょこっとだけ説明しましょう。OSのデフォルトのカーソルは、矢印になってますよね、WindowsもMacintoshもPC-UNIXも、GUIを採用しているOSはほとんど矢印カーソルになっていると思います。これは、例えばウィンドウ内のファイルを選択したりするのに、矢印が非常に便利でわかりやすいからです。
クロスカーソルはその名のとおり、十字になっているカーソルですが、これはグラフィックソフト、ペイントソフトなどで画像内の一部あるいは全体を選択して囲む場合などに使われるカーソルです。ピクセル単位でグリッドに合わせて画像を切り抜いたり選択したりしやすいように、直角の十字が用いられているわけです。この四角く囲んだ範囲を選択していますよ、という意味があります。
このほかに、テキストエディタや文字を入力できるフォームなどでは、アイビームと呼ばれるカーソルが用いられます。大括弧と小括弧をくっつけたようなI(アイ)型のカーソルです。文字を挿入するポイントがわかりやすいように、こういう形になっているわけですね。ためしにこのフリートークの文字列のどこでもいいからカーソルを当ててみましょう。そうそう、そういう形。
というようにですね。カーソルの形ってのはそれぞれ作業あるいは操作に適した形をしているわけで、それをずっと見てきたパソコンユーザーにとっては、当たり前の形なわけなんです。
で、Webサイトの見た目に話が戻りますと、ブラウザの中ではデフォルトで矢印、ホットスポット(リンクボタン)に合わせれば指の形、テキストのところではビームとなっていて、長くこれを見続けた人間にとってはユーザーエクスペリエンスってことで常識に近いものだったりするわけです。ほら、ブラウザの種類が変わっても(デザインが若干変わってはいるものの)、やっぱり矢印、指、ビームだったりするじゃない。それを変えられるって、けっこうしんどいわけよ。縦書きの本を左から右に読めってのに相当するくらい(それほどでもないか)。
わし、初めてカーソルの形を変えたサイトにぶち当たったとき、マシンがハングしたのかと思って再起動しちゃったよ。それくらい、クロスカーソルとか場違いなカーソルって驚いちゃうわけよ。しかも、システムリソースやメモリも若干多めに食らってるみたいなので、そのあとブラウザの調子も悪くなるし。
スタイルシートでこういうことができるっての分かってるけどさ、誰だよ、このスタイルシート考えたやつ。なんかこの手のユーザーエクスペリエンスを無視したサイトが今後も増えていくかと思うと、すげーやりきれなくなってくるよ、HTMLオタクの私としては。ってゆーか、こういうことを言うこと自体が、もう時代の流れに逆らってるってことなのかな。しょんぼり。
と、毒を吐いてみたところで。
カオスパラダイスさんのところで、前からおもしろいアンケートをやっていたのでいつも見ていたのですが、中でも「即バックの条件は?」と「閲覧環境調査」はいつも注目しています。
即バックとは、ブラウザで開いた瞬間に萎えて、中身も見ないでそのままバックボタンで前に見ていたページに戻ることをいうのですけど、いろいろな人の意見が見えてとてもおもしろい。1位にハーボットがトップに設置してあるページがあがっているけど、これはたぶん、ハーボットがJavaを起動するときの重さがいやなんだろうね。特にNetscapeユーザーにとってのStarting Javaの待ち時間は犯罪に近いし。要するに、重いってのは致命的ってことだよね。
え? うち? 重い? ADSLだからよくわからんけど、1ページ内で使用している画像の総量よりも、テキスト(小説本文)のほうがずっと多いはずなんだけど、どうだろ?
あとはやはり2位にランキングされている「信じられない配色」。これはある。ギラギラしたすごい配色ってのもいやですけど、私はやっぱりコントラストの差があまりない、例えば濃いグレーと薄いグレーのような配色もあまり好きじゃないです。モニタをCRTから液晶に変えたので、余計に文字が見づらいんですよね。Windowsの場合はMacintoshなどに比べて画面がやや暗い感じに映るのですが、Macintoshで見るとけっこう真っ白けだったりするので注意してほしいもんです。あ、そっか。モニタのキャリブレーションをちゃんとやっていない人がとんでもない配色をやらかしてくれたりするのかな(失言どころか暴言)。
頼む。配色だけはセンスを磨いてほしい。とくに、実生活できれいな色の組み合わせになるという配色でも、モニタの中でみたときにはサイアクってなことになる色も多いです。Webセーフカラーの話も含めて、そのへんの配色に関する話はまたいずれ。
ほかにも見てみると、「そんなに怒ることかぁ〜?」ってのもあるにしてもなんとなく頷ける。でも36位にあがってる「句点の『。』が英字の『o』」って、そんな文章読んだことないぞ、私は(笑)。ネタなのか!?(^ ^;;
それから、閲覧環境についてはたいへん参考になりますね。私も自サイトで期間限定にスクリプトを仕掛けて、閲覧者のモニタ解像度を取得していたことがあったのですが、やはり1024×768が主流、ついで800×600という結果です(ちなみに私は1280×1024です)。800×600で崩れない(横スクロールの出ない)レイアウトにするのがよさそうですね。全画面(横長)レイアウトなんてもってのほかです。
また、うちでは閲覧ブラウザは
MSIE 6……41.7%
MSIE 5……41.7%
Netscape 3……10.1%
Netscape 4……2.1%
Opera……1.6%
MSIE 4……0.9%
Netscape 6……0.8%
Mozilla……0.7%
という割合。IEが85%ということで、ほぼ一般的な市場と同じ値(かそれより若干少ないか)なのですが、私が推奨しているのは実はNetscapeだったりして。だから作るときはNetscape Navigatorで表示確認してからIEで見るようにしています。IEで見られるのにNNで見られないウンコみたいなHTMLは山ほどありますけど、NNで見られるHTML(NNの拡張タグは除く)はそれ以外のブラウザでほぼ間違いなく見ることができるからですな。で、そのあとはWindows2000/XP/98、Mac OS9.2.2/OS Xで、NN、NC、Netscape6、IE、iCabなどなどでしつこいくらいに確認するようにしました(つい最近Netscape Navigator4.08で見てびびったってこともありますし)。
マルチOSでチェックってのはふつうの人にはなかなか難しいことだとは思いますが、マルチブラウザでの確認くらいはできます。ブラウザ落として来てインストールすりゃいいだけの話なので、少なくともサイトを作っている人はIEとNCのふたつくらいできちんとチェックしてほしいものです。だってさ、IEって便利だけどえっれー重いので、最近は軽さを求めてNetscape Navigator4.08かiCabで徘徊してるのさ。でも読めないことが多くて困る。文字の大きさもIEとNN、WinとMacで違うしね。しかたないことだけどさ。読めるだけなら問題なし。
でもま、「読めねーよ、おい!」で即バックされるほど悲しいことはないよねぇ。