Twilight of The Godsトップへ


フリートーク > 2002年7月30日バックナンバー

自分に向いている職業

 風邪、引いてました。みなさんはだいじょうぶですか? 先日のフリートークを書いていたときには、薬で熱を下げて無理矢理パソコンの前に座っていた状態だったんですけど、しかし38度も熱が出ているのに意識がはっきりしていて、あんなふうにいつものように煩悩をネタに騒ぐことができるって、今年の夏風邪は奇妙なモンですなぁ、はっはっは。

 先日友人が、カウンセラーになりたいと本気に思っているということを私に打ち明けてくれた。その友人というのは、前の会社で私といちばん仲のよかった同僚で、私より半年先に会社を辞め、現在私と同様にフリーでPC/IT系記事のライティングや編集外注を請け負っている人間だ。
 彼女はしばしばこのフリートークにも登場しているが、いわゆる「周りの空気が読める怒りキャラ」※2001年10月31日のフリートークよりで、先見の明があり、しかも誰とでも親しくなることにたいへん長けた人物。大学卒業以来ずっと、PC/IT系の出版社で書籍・雑誌の編集をやってきた、バリバリの編集者でもある。そんな彼女が、なぜいきなり「カウンセラー」になりたいなんて言い出したのだろうか。
 実は彼女、やっぱりIT系のベンチャーを起こそうとしていた。私とも一緒にやろうかなんて話もあったんだけど、まぁそういうのはよくある話で実現しにくいもんだ。彼女はネットの通販やサービスなんかにたいへん詳しく、自分でもよく利用しているのだが、そういったリアルのサービスにインターネットのサービスが追いついていないことを以前から指摘していた。だから、インターネットのショップを補完するものとして、必ずリアル店舗でのサービスやそれに近いものが必要だとずっと主張していた。つまり、早い話サービスの空洞化の部分を狙ってなにか事業を興せないかと狙っていたわけだ。
 で、彼女が考える空洞化の部分とは、ずばり「癒し」だった。これは「カウンセラー」の話を聞く前に聞いた話だったが、「占い師になってみたい」とも言っていた。占い師というととてもうさんくさいモノだが、彼女はいまの世の中で占い師がどういう地位で、どれだけ必要とされている職業なのかをたいへん理論的に指摘してくれた。要するに、「人に相談したくてもできない現代人のための相談役」が占い師であり、心理カウンセラーと同様に人に癒しを与えるサービス業の最たるものだという。
 しかし、占い師ってのは(専門学校は一応あるが)センスというか天性の才能、つまりひらめきの部分がかなりのウェイトを占めており、社会的にも地位はたいへん低い。それなら心理カウンセラーの勉強をしてみようかなと思い立ったようだ。
 彼女は人の話を聞くことがたいへん好きだし、またそれを聞いて的確に意見を言ったり方向性を与えられる才能を持っているので向いていると思う。自分でもそういう職業に向いていると自覚しているらしく、カウンセラーの需要の高さ、つまりマーケットの重要性を十分理解している。あこぎな言い方をすれば、絶対に儲かる開業への第一歩を見つけたというわけだ。
 彼女なりにいろいろ調べたところ、来月から土日を使って心理カウンセラーになるための学校に通うことにしたという。なぜ大学や大学院に行く道を取らなかったのかと尋ねれば、「確かに大学や大学院のようなところは権威があって有利だけど、実践的ではない」ということだった。彼女が見つけてきた学校は年間の授業料はおよそ80万円(入学金含む)と大学よりも遙かに安いが、自分で払うとなるとけっこうな金額ではある。だが、彼女が見せてくれた学校側の資料やメモ書きなどを見て、私は彼女の選択はとても正しいものだったと思った。そこに書いてあったのはいくつかの入校資格だったのだが、その中に「社会人としての実務経験が3年以上あること」「プロになって開業したいと本当に思っていること」など、当たり前だがなんだかとても新鮮な言葉が書いてあったからだ。
 カウンセラーになりたいという人は、実はたいへん多いのだという。こういう世の中で、けっこう現代人の精神は歪んできている。私もかなりサラリーマン時代に歪んだ。需要は多いが供給不足で引く手あまたの職業なのだ。ところが、実務経験がない、本気じゃない(気合いが足りない)ために途中で挫折する人がたいへん多いのだという。
 なぜ実務経験3年以上という厳しい規定があるのだろうか。先日彼女は説明会で、大学や大学院で心理学を勉強しても、あまり実践で役に立たないものだとはっきり言われたそうだ。つまり、学術書などで心理学の古典を勉強したといっても、カウンセリングの世界では「はいはい、能書きはいいけど、あんたそれで何人の人を救えたの?」という、本当の実績主義なのだという。そしてさらに、社会人としての経験がないと、社会人の悩みなど理解できないし、カウンセリングなどできないのだという。これは当たり前の話だと思った。
 実際にいま、実験的に学校や企業内でカウンセラーを入れているところも少なくないのだという。ところがある学校で、問題のあった生徒の話を聞いたあるカウンセラーがご両親を呼び、父親にこんなことを言ってしまったそうだ。
「お父さんももっと早く帰ってきてあげてください」
 おいおいおい。早く帰って来られるなら早く帰ってくるもんだ。仕事が多いから遅くなるわけで、このカウンセラーはサラリーマンの現状を何も分かっていないから平気でこういうことが言えるのだ。
 また、企業内で鬱病になる人の多くが、人間関係だったり仕事量だったりするのだが、つまり社会人としての実務経験が少ないということは、企業内でその人がどういう立場にあるか理解できないまま、ありきたりのアドバイスをしてかえってこじらせてしまうケースが多いのだということだそうだ(実務経験が3年あったって、企業内でのふるまいについて理解できない人もいる)。もちろん、定時であがれるような企業にいた人にもカウンセラーの仕事はなかなか難しいという。
 その点において、彼女はたいへんハードな実務経験を積んできているし、企業内でのいざこざや力関係なども経験している。その学校の校長の説明によれば、あなたのような経験をしてきた人こそ強みがあるし、だからこそカウンセラーに向いているのだと言われたそうだ。
 彼女は顔を輝かせて言った。「私はずっとハードな仕事をしてきたし、それこそBBSの時代からパソコン通信、インターネットの黎明期も見てきた。パソコンにも詳しいし、それが強みになると思うんだよね。いまはインターネットでのトラブルもとても多いし、インターネット依存症やらネット上の人間関係で壊れていく人がとても多い。そういう人たちの話を聞くには、この強みは十分すぎるほど有利だと思うんだ。それに、『人を救いたい』とかそういう使命めいた理想じゃなくて、病院と同じで治せるかどうか、実力主義に変えて働けるってのはやりがいのある仕事だと思う」。
 なるほど、本当にそれはたいへんな強みだ。彼女が自分の強みを十分理解して、自分に向いている職業を大台に乗る直前に見つけられたということはとても喜ばしいことだ。ライター稼業を続けながらの勉強はとてもたいへんだと思うが、ぜひがんばってほしいと思う。彼女ならやれると思う。
 それに比べて、私はいまだに自分に向いている職業が見つけられていない。大台に乗って会社を辞め、フリーになったものの、まだまだ自分になにができるのか、考えあぐねている。彼女によれば私も、「パソコン、インターネットに詳しくて、しかもアングラ方面(笑)にも強い、ホームページ作りやコミュニティにも詳しいし、ストリーミングとかも経験してる。修羅場も経験している。その強みを活かせばなんでもできるような気がするけど」っていうけどなぁ。行きたい企業もないし(っつーか落ちたし)、いまの会社もいやだ、だったら自分で起業すりゃいいやと思っていたけどさ。これが難しいんだよねぇ。
 会社を辞めるとき、あちこちお世話になった人たちに辞めますメールを送った。そのとき、ストリームの仕事を一年ほど一緒にやってきた外部の人から「これからどうするの」とメールをもらった。私は「とりあえずあるところからライティングの仕事をいただけることになったので、しばらくは執筆で食いつないでいく予定です」って返信したんだけど、「どんな形であれ、あなたが表現の世界から足を洗うわけではないことにホッとしてます」とメールをいただいた。
 そっか、私はやっぱり、どんな形になっても表現をする側でいたいんだな。そして、周りの人も私がそうあることを望んでいたんだろう。金にはならないけど、趣味で小説を書くのもHTMLをちきちきいじるのも好き、いろんなところに取材にいって記事にするのも楽しい。たまに気が向けば絵も描いてみたくなる。やっぱり表現に携わっていたい、そんな感じがする。もうちょっとフリーライターとしての実務経験を積んで、世の中を見て気長に考えてみよう。彼女も、焦ることはないと言ってくれたしな。


 あーそうそう、「アンジェリーク〜天空の鎮魂歌〜」、クリアしましたよ。だって風邪引いてただで寝てるのってヒマだから、ずっとコントローラー握ってましたよ、ええ。<ヴァカ
 あ、そだ、穂高さん、秋月さん、ご指摘ありがとうございました。アンジェの中でRPGなのはあの「天空の鎮魂歌」だけだったんですよね。あとはふつうの恋愛SLGという認識でよかったようです。どうもです。
 ゲーム的には、RPGのほうがおまけってことでしょうし、まぁまぁゲームバランスは悪くなかったんじゃないでしょうか。レベルも上がりやすいですし。ただ終盤、敵の防御力の高さとエンカウントの多さでバランスを調整してるような感じがしたので、ちょっといただけないですな。だって、これまでのアンジェリークで買ったというRPG未経験の人は、女王が閉じこめられている塔でのエンカウントの多さにびびるんじゃないでしょうかね。しかも、これまで平均で物理攻撃800以上与えてきたのに、ここへきていきなり500くらいになったらびびるって。まぁレベル上げしてやりこむシーンってのもそんなにないですから、エンカウントの多さでレベル補正しなきゃいけないってのはあると思いますけど。
 お、そうだ。久しぶりに物理攻撃のダメージを魔法攻撃が上回るのを見ました。ふつう、ラストダンジョンになってくると、通常魔法ってほとんど役に立たないじゃないですか。しかし、ラストバトルに至っては、通常攻撃よりも魔法攻撃が勝っていたのでなんだかうれしい。昨今に多いヴァカみたいなケタの攻撃もないですし、まぁゲームとしてはそれなりによかったんじゃないでしょうか。
 って、ゲームバランスで語るゲームじゃないんですよね。あいすんません。私はもちろん最初からジュリアス一本だったので、ほかのやつらとの恋愛要素はどーでもいいです(笑)。

 試しにほかの製品紹介も見てみたのですけど、個人的には「スウィートアンジェ」がやりてぇ〜(爆)! だって、お菓子作るんでしょ? 守護聖もといスウィートナイツ(笑)の連中と! 個人的には、高校二年生のクラヴィスとジュリアスの果てしない怪しさに大爆笑です。
 ってゆーか、アンジェリークってすごい人気なんだなーと改めて思いましたです。つーか、恋愛SLGとして改めてプレイしてみたい気になってきましたですぞ、殿!(誰に話しかけてるんだよ) 今度はPS2版っつーことで「アンジェリーク トロワ」でも買ってみようかな。もちろん中古で(せこっ!)。
 なんかキャラクターデザイン見る限りでは、全体的にキャラの外見年齢がアップしてないか!? ジュリアス、クラヴィスあたりなんてさらに輪をかけてオヤジくさくなってるような気がする……。ま、男も25歳を越えればどんどんオヤジになってくもんだしな。個人的には、「天空〜」でガキっぽかったゼフェルがなにげに今風(笑)に成長してるのが気になる。H高さん(伏せ字になってない)のおかげでオスカー様も悪くないかもとか思い始めてきたし。これで全体的にもうちょい骨太なキャラクターデザインだったらなぁ……。完全にハマるんだけどなぁ……<筋肉フェチだし 女っぽい男ってのはどーもなぁ……。
 しかし、「愛蔵版」ってついてるのとついてないのとではどう違うのか、私にはわからんのだが……。あ、メディアがDVDかCD-ROMかって違いか。それなら愛蔵版を買うに決まっておる!<買う気満々になってる模様

 友人はやっぱり「この手のにはハマれない」と言ってるのだが(ってゆーか、あんた自分の意志でゲーム買ったくせに)、なめてかかっていたわしがハマるってのはなんなんだろうと思ってみると、やっぱり「楽しませてくれるんでしょーね」みたいにハスに構えてプレイするとだめなんだと思うなぁ。どんなゲームでも言えることだけど、ゲームって素に戻る要素ってとても大きいじゃない。とくにこういう恋愛系SLGとか、昨今のRPGとか。「楽しませてもらおう」じゃなくて「楽しもう」って思わないと、だめなのかもね。
 そーゆー意味では楽しませていただきました。ええ、もうおなか一杯(笑)。
 やっぱうちでも、格ゲーやめて恋愛SLGにしよっかな……(ボソ)。めちゃめちゃ難易度の高いやつ。ついでに戦闘要素もバリバリに入れて、恋人にもなれるけど戦友(戦場でのパートナーね)にもなれるってやつとか。だめか、ぜんっぜん萌えないね。