フリートーク > 2002年8月23日バックナンバー
魅力的な小説サイトをつくろう
「魅力的な小説サイトをつくろう!」という別サイトを本日仮オープンした。このサイトの目的は、いまオンライン小説を発表するサイトを持っている人、あるいはこれから発表するためにサイトを作ろうとしている人のために、Webサイト構築のちょっとしたノウハウやサイト管理の基礎知識などを紹介するサイトだ。「神々の黄昏」というSFファンタジー小説を発表する以前から、ずっとやりたいと思っていたサイトの内容で、念願叶ったりという感じではある。
私はWebデザイナーではないし、かといって本職としてHTMLコーディングをやってきたわけではないのだが、その代わりに仕事で鬼のようにWebサイトを見てきたし、Webデザイナーさんやサイト管理者、運営者とはずっと(仕事として)付き合ってきた。もちろんたまにせっぱ詰まって自分でコーディングを担当したりデザインを起こしたりしてきたわけだが、どちらかというと私は企画立案やプロデュースのほうを担当してきたので、まだまだプロでやっている人たちの足下には及ばない。
だが、これまで黎明期からインターネットに携わってきた者として、その経験値はこれから始めようという人に比べればものすごいものだと自負している。だから、私の持っている知識や経験から得てきたティップスなどを、まったく知らない人に教えたいと思っていた。元来教えたがりなので、こういうのも悪くないと思っていたりして。
「魅力的な小説サイトを」と謳っているが、実は中身は小説サイトに特化しているというわけではない。なんのことはない、ふつうにこれからサイト構築をする人に少しだけ役立つというものだ。当たり前中の当たり前といった感じなので、「いまさら」なんて思う人もいるかもしれないけど、まぁ好きでやってるのでしかたない。といっても、かなりマニアックな内容になるかもしれないので一般の人にはちょっと小難しい、気むずかしい内容になるかもしれない。目次を見ていただくとおわかりのとおり、目次だけじゃなんのことやらさっぱりといった感じだろう。
兼ねてから私は、テキスト主流派だった。いまでこそ画像をバンバン使っているが、読み物中心のサイト(このサイトとは全然別物だ)から入ったので、「テキストサイトはやっぱテキストオンリーで作ってなんぼでしょ」なんて考えていた。それがブロードバンド(笑)になった途端に「やっぱ画像使わなきゃでしょ」なんて掌返したようになってて笑われるのだが。
いまでは画像を使っていないサイトのほうが珍しいくらいだが、実を言うとWebサイトでの画像の扱いについて、兼ねてから不満があった。もっとこうすればよくなるのに、こうじゃないほうがずっといいのに、なんてサイトをよく見かける。画像の扱いに慣れていないんだと思う。
いまは高機能のグラフィックソフトが格安で手に入るので、「画像ソフトを持っていない」という人もそれほど多くはないと思うのだが、それでももう少しだけ気を遣えば、もっとよくなる。細かいことだが、大きさを揃えるとか、きれいに圧縮するとか、角版のまま使わずにちょっとトリミングして角を丸くしてみたり、とか。仕事でプロのWebデザイナーの仕上げを見てきた私にとって、「なんでみんなやらないんだろう」と不思議に思ったのだが、そのとき「もしかして知らないだけなのかな」なんて思いついた。それが「魅せるサイト」作りに特化しようと思ったきっかけだった。
それから、ホームページ作成ソフトの高機能化によって、ホントに誰でも簡単にWebサイトを構築できるようになってきた。ところが、ソフトを使っているがゆえに、その裏でいったいなにが起きているのかわからない、対処できないなんてことも多い。こういう時代になってHTMLを覚えろとまでは言わないのだが、多少なりとも知っているのと知らないのとでは大違いだ。悪さをするスタイルシートやHTMLのバグも多い。ブラウザもひとつでしか確認していないために異なるブラウザで見たらとんでもないことになっているということにすら気付かない人が多い。色の組み合わせや文字の大きさくらいで即バックされて、せっかく発表したいい作品を読んでももらえないなんてこともある。これほど悲しいことはないと思う。本やプリントアウトしたものならベタ打ちでもかまわないが、パソコンのモニタで、しかも画像やレイアウト全体を見ることのできるブラウザで見るのだから、少しは見た目や裏で動いていることも意識しないと損をすると個人的には思っていた。これまでの紙媒体では、小説を書く人、編集する人、割り付ける人、表紙デザインを担当する人、営業する人と担当が別れていたのだが、小説サイトを運営するってのは、執筆、編集、デザイン、レイアウト、宣伝、運営をすべてひとりでやるわけだから、そりゃもうたいへんだ。
だから、「魅力的な小説サイトをつくろう!」は画像の扱いと、それからサイト構築に移る前の準備やバックヤードの話をメインにしている。小説の書き方なんてのはセンスだとかが要求されるし、それこそその手の類の書籍が巷にあふれているので、だったら小説サイトを作る人のための、きれいなサイト作りに役立つサイトを作ろうと思った。だが、いわゆる手取り足取りのハウツーものではなく、どちらかというと考え方や進め方を指南しているので、はたして役にたつかどうかは謎だ。
キモとなるのが1章から7章まで。8章から10章まではリファレンス的なものにしようと思っている。アップロードしているのはこのうち3章までだが、すでにテキスト自体は6章まで書き終えているので、随時アップできればと思う。
「神々の黄昏」同様、こちらの新サイトも今度ともよろしくお願いします。