Twilight of The Godsトップへ


フリートーク > 2002年10月3日バックナンバー

テンパってるのはすでに私のライフワークと化している……

 人間テンパってくると、それとはまったく関係ないところで現実逃避を始めたくなるもんだ。私の場合はまさにその典型的な例で、忙しいときに限って「無性に美容院に行きたい」とか「無性に買い物がしたい」とか思って、思い立ったら必ず実行してしまう。特に困っているのが買い物で、先日までぜんぜんカネがなかった人なのに、リーマンに返り咲いて久しぶりのお給金をいただいてから太っ腹気分と勘違いしているらしく、「BUY NOW」ボタンとかクリックしてるし。おーーい。
 で、昨日、とんでもなくテンパっていたんですけど仕事を切り上げて「美容院に行く」と言いだし、夜11時まで営業している美容院を探し出して行って参りました。髪が伸びてきたのでなんだか切りたくなったのと、脳天が黒くなってきたのでまたカラーリングをしてきれいにしたかったんですわ。
 カットしてもらってる最中に美容師さんが、「くせ毛でしょ」と私に言ったのですが、私、ほんとつい最近まで超絶ストレートの人だったんですよ。それがここ最近、切っても切っても雨の日にはねてしまう髪質に。聞けば特に女性は体調を崩したり、子どもを生んだりすると著しく髪質が変わることがあるのだとか。そういえば昨年末は余計なホルモン垂れ流しにしてしまって点滴打つほど体調悪かったので、原因はそれかもしれない。うーーん、ちとショックだ。
 美容師さんに勧められて今度は縮毛矯正をやるつもりなんだけど、それよりもゆるくパーマをかけてしまったほうが断然ラクなのではと思ってしまいました。
 で、カラーリングが終わったのは12時前。美容師さんごめんなさい。でも私も渋谷12時はかなり帰れない危険をはらんだ時間帯でございましたとも(;´Д`)

 いまテンパってるわけですけど、とにかく実作業でテンパるのだけは勘弁してほしいよ。身体が空かないと考える時間がなくなってなんにも新しいことができなくなっちゃう。ところが毎日ルーチンを回していく状態が続いていて、こりゃー10月半ばのワークフロー整備までの間に一度はブチ切れそうですってな勢いでございます(←すでにプチブチ切れは何度も起こしている人)。入社して一月経ったばかりなのに、まるで会社設立当初からいるくらいの態度のデカさで対抗しておりますけども。
 なんつーか、前任者の仕事の尻ぬぐいってのはサイアクだよね。自分は仕事ができると思っていて客観的に自分を観ることのできない人ってのは、得てして最後まで責任を持って仕事ができない人が多い。いまそのとばっちりを食らったり尻ぬぐいをしている最中なんだけど、なんつーか聞けば聞くほど呆れるほどの無責任さだったりして、かなり怒り心頭。ああ、こういう人(前任者のことね)はどこへ行ってもこういう仕事の仕方しかしないんだろうなぁと思うと哀れではある。下手すりゃ契約違反で訴えられかねないことも平気でやってきてる。会社としてもどうよと思うわな、こりゃ。
 上司なり先輩なり、仕事に関してきちんとディレクションをしてもらわなかった人ってのは、案外世の中にはとても多いのかもしれませんな。とほほ。

 ってな感じで怒り心頭な日々が続いていたので、某所で調子に乗って書き散らしてしまった例の検索エンジンなんですが……。
 自分のところで語り直そうと思ったらなんだか事態は小康状態になっているので、祭りに乗り遅れた気分だ。<陰湿なウォッチャーだな、俺サマ。
 とりあえず、私が思ったことはこんな感じ。

 運営資金を募るタイプの検索サイトがもしあったとして、運営資金をカンパしてあげてもいいぞと思う人は多いと思いますが、実際に資金を出す人は少ないのではないかと思います(笑)。現実的に考えると。
 私も企画もの大好きですし、頼まれればポンとカネを出してしまうアホなのですが、Webサイトに関しては割とシビアに、ビジネスライクに考えちゃうかも。
 以前、「投げ銭システム」ってのがあったと思いますが(いまもあるんだったかな)、あれ、結局崩壊していますからね。
シェアウェアの中に「カンパウェア」というのがありますが、実は私、カンパって送ったことがありませんという、超ドケチ野郎でして。さらにシェアウェアもかなり使い込んでいるもの、手放せないものに関してはシェアウェア送金していますけど、そうでもないのって一回使ってそのまんまってケースが多かったりします。
 以前あるシェアウェア作家さんと直接お話しをしたことがあるんですが、「シェアウェアってのは金儲けでやってるわけじゃなくて、ほとんど趣味だからねぇ。自分は本業も持っているからカネ払ってもらわないと開発ができないってわけでもないし、気持ちだけもらえればうれしいよ」なんてことをおっしゃっていたので、ふーんとそのときは頷いたのですが、カンパってのはしてもらうほうがそういう気持ちでいるほうが、見ている人も気持ちよく出せるもんじゃないかなぁと小声でつぶやいてみました(笑)。
 カンパってのはやっぱり気持ちの問題で、投資ってのとはまた全然違いますが、もし投資なら個人運営のサイトに投資する気は私はまったくありませんです。カンパにしても、実績のあるサイト、もしくはとても親しい間柄である人って感じです。投資する場合はやはり将来性と自分への見返り(ま、これは将来性とニアリーイコールですけどね)を期待しますから、これこそなまはんかなものでは資金は集めることができませんよねぇ。

 例えば今度の騒動(勝手に騒動とつけてしまっている、ウォッチ好きな私)でよく指摘されていたことですが、将来的にどれくらいの目標を持っているかを明確に掲げているとか、きちんとロードマップが出せていれば問題ないと思います。私も(腐っても)1ユーザーだったりするわけですから、まぁいっちょ噛んでやるか、なんて思うかもしれません。
 ただ今回のこの騒動に関しては、次のようなことが問題だと私は考えますし、それが「お金をとられるからいやだ」という問題では決してないというところが深いです(笑)。

1.本家の運営体制
──オーナーである元管理者氏が多忙になってしまったために、ほとんど放置状態になってしまっており、そのうち管理人の交代劇が。若干復活のきざしは見えたものの、不具合やらなんやらが続出しているし、ユーザーの信頼感も薄れていく状態。それを放置したまま、例え姉妹関係にある新サイトといえどもいきなり前振りもなしに、しかもユーザーを納得させる説明もできないままに走り始めるのはとてもアブナイし、信用されないだろうと思います。まずユーザーの信頼を取り戻すこと=本家を完全に元の軌道に乗せることが先決だったのではと私は考えます。
また、情報の行き違いもあるようですし、はたから「おいおいだいじょうぶなの? ホントにこのスタッフに任せていいの?」って見られてもしかたない。上司の承認を得ないままに(つまりカネがつかえない状態で)新しい企画を立ち上げて、いろいろカネ使って発注しちゃった、なんてのによく似てるかな〜と。<承認されていない企画はカネを使ってはいかんし、もちろんこういう事態はあってはならぬことでござる

2.お金がからんでくるというのにロードマップが不明瞭
──スタッフ同士の共通見解がないうえに、お金がからんでくるというのにまったく先行きが不透明。カンパにしろ投資にしろ、人からお金をいただくということがどれだけたいへんなことかという認識が甘かったのではと私は考えます。
ビジネスサイトや新プロジェクトの立ち上げと手順はまったく同じだと思いますが、ふつうはキックオフまでに一年近い時間をかけ、その準備の最初のほうでは徹底したテストマーケティングやらブレストという名の喧嘩を繰り返し、ビジョンとロードマップを練っていきます。個人のサイトだからそんなことまでしなくていいということはまったくなくて、ユーザーからお金を取ったらそれは商売の域なんだよということを知ってほしいなぁと思いました。お金がからんでくるのにその金の使い道の説明も、集金方法に関する説明も不十分。それではあちこちで誤報が出るのは当たり前です。
それにとにかくキックオフまでの時間は短いし、そんな短いスケジューリングで満足なサービスを提供できるサイトになれるのかどうかと。本当にユーザーにとって満足のいくサービスを提供できるサイトができるなら有料だろうがなんだろうがまったく問題ないと思うのですが、見ているとなんだかそんな気にもなれない。逆に不安になってくるってところでしょうか。有料化に反対しているのではなく、それを納得させるだけのものがなかったことにユーザーは反応しているということを理解してほしいところです。
また、カンパならカンパと最初にちゃんと断っておかないことでユーザーを混乱させてしまったのでは。最初のアナウンスを撤回または訂正するようなのも、ロードマップがちゃんとひけてないってことですよね。
そういえばYahoo!オークションが有料になったとき、確かにユーザーから不満の声があがりました。でもそれでオークション利用者、出品者が激減したわけではありません(確かに一部は頃合いをはかって無料化したビッダーズなどに流れていったようですが)。これは、有料になってもユーザーが利用するメリットが大きいと判断したことだと思います。アナウンスされた当初の楽園Rにそういったメリットの匂いがあったかどうか(デメリットが大きかったから不満に思ったのでは?)。そんなところでしょうか。

3.ユーザーへのフォローに対する不満
──作品を登録していた数多くの人がこのニュースを聞き、情報が錯綜する中で問い合わせをしたようですが、ユーザーへのフォローも不十分だったのではないかと。説明不十分で情報が錯綜したという時点で問題もありますが、その後のフォローでいかんともなったのではと思います。ユーザーを納得させられないのではちょっと運営そのものが危ぶまれます。満足しなくてもいいからある程度納得して利用したいというのがユーザーの大半の本音だと思いますが、納得できないからちょっとカンパしてやろうなんて気にはなれないのでは。カンパってのは気持ちの問題で、人間に賛同できなければ得られるもんでもないと思うのです。

 私もいずれ小説検索エンジンもビジネスの波に乗るのではないかと思っていましたですよ。それが自然な流れだと思います。個人的には有料化であるとかカンパであるとか、そういうことはまったく気になりません。世の中さまざまな企業系検索エンジンが、もとは大学生がつくったものだったとかの経緯もありますし、検索エンジンだけでなくて個人の趣味から端を発したサイトも、いまはかなりの大手、広告やアフィリエイトで収入を得るある意味公共性を持ったエンターテイメント系ビジネスサイトになっているわけですから。とすれば楽園だってそういう時期が来てもおかしくはないと思いましたが、ちょっと準備が足りなかったのではないかと個人的には思ってしまいました。
 そういえばCD-ROMの話はどうしたとか、なんだかそういう話も思い出されてきて、ちょっと「これまでの実績」というにはあまりにもお粗末なのではと辛口な意見を述べてみたり。
 PVはあるんだしユーザーを「会員」と見なせばものすごい市場があそこにあるので、もし運営費だけでもカンパでもなんでもいいからチャラにしたいってんだったら、いくらでもやりようはあると思います。企業サイトがのどから手が出るほどほしがっているのは、属性情報を持っている、囲い込み可能な会員なんですけどねぇ。
 うーーん。まずはいったん白紙に戻したほうが今後の運営のためじゃないかなぁ。