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フリートーク > 2002年10月27日バックナンバー

樋渡さん、このまえ会社でキレたって本当?

 最近なんとなくひっかかるCM。Appleの、素人さんが出てきてWindowsから乗り換えてどうのとか言う一連のシリーズかな。いやー、あれ最初見たときびっくりしたんですけど「いったいこの人たちは何もの?」なんて思いつつ、「あ、AppleかYO!!」とある意味納得。
 いや、マイクロソフトが.NET関連でいちだんとエンタープライズ向けなCMを打っていたので、それに対抗して今度はコンシューマーを取り込もうというその戦略は問題ないのですけど、なんか鼻につくんだよなぁ(笑)。腐れマカーの私でもなんとなく気に入らないAppleのCMのひとつです。やっぱりAppleのCMってのはもう少しイメージ戦略でいってほしかったなぁ。「1984」のCMなんて最高だったと思うんだけど<リアルタイムでは知らないけど、オンエアで見た記憶はある。
 ところで.Macって使っている人、いるのかな。私は仕事のメールを@mac.comにした矢先の有料サービス化の話だったので、抗議の意味も込めて(笑)そのまま捨ててしまったのですが。アドレスのドメインはとっても魅力的だけど、サービスの魅力ってのはまた別の話だもんね。

 サービスで思い出したけど、例の大手検索エンジンによるますますの暴挙でここ1〜2週間くらいずっとウォッチ状態でしたが、いやはや、もうあそこに未練はないです。これまで某巨大掲示板などなどで叩かれるいろんな企業を見てきましたけど、あそこほど最悪な対応をしてきたところって見たことないですわ。甚大な被害を被った方々への早急な対応や今後の体制の早期見直しが望まれますが、あの管理人たちでは無理なんだろうな。もうウォッチ目的以外であそこにいくのは二度とないと思うので、私がここで毒を吐いてもしかたないことではありますが、それでも言わせてください。「ユーザーありきのサービスだということを忘れてくれるな」。
 有志の方々による検証サイトも走り始めたことですし、なにが問題だったのか、どうすべきなのか、同じインターネットの土俵に上がった人間のひとりとして見守っていこうと思います。
 というわけで改めまして、15日のリニューアルで某検索エンジンから撤退しましたことをご報告いたします。最後に確認した時点で109票ほどいただいておりましたが、票を入れてくださったみなさん、ありがとうございました。応援してくださって票を入れてくださったのに申し訳ないとは思っておりますが、大切な私の作品を、あのような無責任な検索エンジンに預けておくのは忍びないと考えた結果ですので、ご理解いただければと思います。ほかに秀逸な小説系検索エンジンは山ほどあります。拙作もそれらに登録をしておりますので、完全に検索エンジンから撤退したわけではありませんのでご安心ください。今後も変わらぬご支援を、よろしくお願い申し上げます。

 例のその問題で、あちこちで火の手があがっているのをリアルタイムで見てしまったのですが、やはり文字だけのコミュニケーションで成り立つインターネット、言葉選びは慎重にいきたいものです。特に不特定多数の人間が見ている日記や掲示板などの発言は、意図していなくても誰かが不快な思いをすることがあります。ふつうに話をしていても誤解が生まれる人間関係なのですから、相手の表情も言葉のイントネーションも見えてこない文字だけのコミュニケーションでは、よりいっそうの慎重さが必要だと思うんですよね。
「自分ところの日記なんて誰が見てるんだ?」と多くの人が言いますけど、誰が見ているか分からないから余計に気を付ける必要があるんです。
 私はいまの会社でWebマスターという仕事をしていて、ユーザーへの最後のアウトプットを担当しています。Webもそうですがメールマガジンも担当していて、やはり言葉の言い回しにたいへんな時間をかけます。ユーザーに誤解を与えないか、不快用語は使っていないか、伝えたいことはきちんと伝わっているか、クライアントの意向に反していないか。それこそ文言を考えたり編集するときには無心になって、自分の書いたものや人が書いたものを何度も読み返して推敲・校正します。自分が書いたものは自分ではなかなか赤入れできないので、同僚に読んでもらったりします。それこそ一日かかってしまうこともありますが、それでも、ユーザーから「今日のメルマガのコメントはとても不謹慎ではないか」とか「そんな不遜な言葉を使うなんて信じられない。謝罪しろ」ととても厳しい声がユーザーサポート宛に送られてきます。もちろんたいへんなショックを受けますが、そういった声が極限までなくなるくらいまで、絶え間ない試行錯誤を繰り返すのが私の役目なので、たいへんな仕事だと思ったことはありません。むしろ、たくさんの人に読んでもらえる、共感を得られるコンテンツを作り続ける余地がまだまだ(自分の中に)あることが、とても楽しいです。
 くだんの問題も含めて、インターネットでのコミュニケーションは、リアルタイムのコミュニケーション以上に人間臭いものなんだなと思いました。自分も不適切なことを書いていないか、これまでのことを振り返りつつ、精進したいと思いました。

 とかいいつつ、日々会社ではバトルですわ。うちの会社、重要なことまでがメールでさらっと流れてきたりするんですわ。で、その内容がまたひどくて、「聞いてねーよゴルァ!」とか「必要な要素が全然そろってねえじゃねえか、ゴルァ!」などと言いたいのをおさえつつ、メールで(個人で請け負っているのではなく、部署で請け負っているので、必ず部署宛にきたメールとして部署のメーリングリストで返信するのだ)やんわりとリジェクトしてやるのですが、先日ついにキレてしまい、その日から翌日にかけてグッタリ。
 なんでしょうねぇ。せっかく約束事を作ってワークフローを整備しようとしているのに、同じ過ちを150回くらい繰り返している人はなにも考えずに仕事をしているのかね。ガキの使いもできないような営業はいらねーよ!とボスに言ったのですが、ボスが営業のトップにそのまま言ってくれたらしく、翌日珍しく営業がしおらしくなっていた(笑)。怒ってみるもんだ。だけどあんまり怒っていると、自分が悪い人になったみたいで気分が悪くなる。いや、怒りたくもなるよ。何度言っても治らないんだもん。
 ここで勘違いしてほしくないのは、決して仕事が増えるのがいやだから怒っているわけではないということ。「樋渡さんは怒ってばかりで全然やってくれないよ」と言われたら最後。そうじゃない。この仕事に誇りを持って、この会社を伸ばしていきたいから口を酸っぱくして言ってるんだぞということを、きちんと説明していかなければただの喧嘩で終わってしまう。月曜日、社員総会でプレゼンする機会をもらったので、それをうまく説明できればいいなぁと思ってる。難しいんだけどね(^ ^;; これもスキルアップのためだ。