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フリートーク > 2003年4月14日バックナンバー

拙作じゃ「夢」=ネタバレなんだよなぁ

「第二章:黄昏の戦士」24話「狂戦士の告解」を更新しました。
 と、たまには物書きのはしくれらしいことでも書いてみたり。
 ものすごーーく悩んだ話のひとつでもあります。その前の23話のサーシェスサイドを続けようかとも思ったのですが、あまりに展開が早すぎるというか、自分で「これはネタバレのひとつ」と思っている部分を書きつづけなければいけないので(これがけっこう体力がいる)、思い切ってセテサイドに戻してみました。そういえば最近ご無沙汰してる感じだしね、主人公のくせに。
 ところが、これがけっこうつらくてねぇ。(^ ^;;)
 ここんところへこみっぱなし、ひねくれっぱなしのセテもそろそろ復帰しないと、主人公の座をほかの脇役連中に奪われてしまうゾって感じだったのですが、さて、人間が立ち直るときのきっかけっていったいなんだろうと考え込んでしまいまして。
 セテには本編中、本当に何回も挫折を味わっていただく形になりますが、その都度それを乗り越え、ひとつ大人になっていくというのが彼の役回り、成長物語としてのキモのひとつではあります。私自身がよくへこみやすく、自暴自棄になりやすいので、それを重ねて書いているつもりだったのですが、その実、私はたいていのことなら飲んでクダ巻いてすっきりしてしまうので、セテのような境遇にあった場合はどうなんだろうと。
 いろいろ想像力を働かせてシミュレーションをしてみるも、やっぱり人を殺したこともないし、近しい肉親や友人や恋人に死なれたこともないし、家を焼かれたこともないし、本当の意味での命の危険も感じたことがないので、やっぱり想像の域を出ない。リアリティというのが拙作「神々の黄昏」のスタンスなので、なんだかうさんくさくなってしまうんだよなぁ、というのがこの24話を書いているときに思っていたことです。
 話のプロット時点から存在していたタイミングでの復帰の予兆になるのですが、個々のエピソードに関してはいつも行き当たりばったりな樋渡さん、不自然でないように何度も書き直しをしましたです。実はあのあともう少し話が続くのですが)、文字数が膨大な量になりそうだったのでやむなくここでぶったぎりました。次回のセテ完全復帰の頭にもってくると思います。
 どうでしょう。恐怖を味わったり、自信を失った人間が立ち直るのに必要な要素は、今回の話できちんと表現できているでしょうか。
 個人的には、レイザークがセテに剣を突きつけて「剣を抜け」なんていって斬りかかる、これがいちばん書きたかったシーンだったり(笑)。趣味も丸出しですが(笑)。本職の聖騎士が振るう殺気のこもった本気の剣で、セテが死を実感するこのシーン、「生きる」あるいは「死ぬ」ってことがどういうものかをセテが初めて知る場面として、比較的印象的になるよう書いたつもりなんですけど……。なんだかパッとしないのも事実だなぁ。反省。

 あ、私信ですが。
 誤字のご連絡をくださったKatchyさん、どうもありがとうございました。直しましたです。お恥ずかしい誤字で、見た瞬間に自分で大爆笑しました。
 聖騎士→精騎士って……。なんだかものすごい元気そうな騎士だよな(笑)。
 これからもよろしくお願いします。m(_ _)m

 ついでにダウンロード版の修正も。修正といってもたいしたもんじゃないんですけど、窓の中の物語やT-Timeなんかで読みやすいように冒頭部分の飾り罫や改行数をいじりました。現在2章のダウンロード版は、最新の24話まで収録しています。

 ダウンロード版修正のついでに、ざっくりと自分で頭から読み返してみたのですが、いや〜なんだか自分で読み返すのってこっぱずかしいですよね。特に第一章の冒頭らへんから前半。なんか、自分が書いたとは思えないほど軽い内容で……。あれから話がヘビーになってくるにつれて、語り口もずいぶん変わってきたのかしらと。

 読み返していて気付いたのは、この話って夢ばっかり見てるなぁということ(笑)。いや、第一章は「黒き悪夢の──」ってタイトルだからもちろんなんだけど、二章に入ってからも相変わらず登場人物のほとんどが悪夢にうなされてるぞい(笑)。とんでもない話だな。
 私は「神々の黄昏」の中で、「夢」というものを三種類の要素に分けています。ひとつは未来予知を含んだ啓示、もうひとつは記憶の断片から垣間見える過去、最後に罪悪感から見る悪夢です。
 通常、人間が見る夢というのは非常に漠然としていたり、(実際には見たことやいったこと、経験したことがないのに)既視感を感じたり、景色や場面がすぐに転換してしまったりと、とりとめのないものが多いようです。こうしたものから未来や自分の潜在意識を知ろうと、夢占いをはじめとするさまざまな夢の研究が行われてきましたが、本編で書いているような詳細でとてもリアルな夢というのは、あまり夢占いをしても意味のないものなんだそうです。自分が不安に思っていることや、強い願望が見せているもの、そうでなくても本当の予知夢である可能性もあるんだとか。
 また、夢を夢として認識できるものを明晰夢というそうです。そういえば拙作内では全員、自分が夢を見ているという自覚があるようですし。
 セテやフライスが見ている悪夢の類は、まさしく不安=罪悪感から見る夢といっていいでしょう。特に今回の24話冒頭に書いたセテの悪夢は、罪悪感と不安がいい具合に入り混じったものだと思います。
 不安に思うことと未来への啓示の複合技としての夢は、サーシェスが死んだマールの夢を見ているあれでしょうか。あれについては詳しくは書いていませんし書くつもりもありませんが、彼女の罪悪感とこうであってほしいという願望が見せたものとして、わざとぼんやりと書いたつもりです。
 記憶の断片としての夢は、フライスが火焔帝と戦ったあとの夢や、アジェンタス総督府陥落のあと、セテが天幕の中で見た夢、それからサーシェスがふだんからよく見る夢ですね。忘れてしまった、あるいは忘れようとしたのに、そのできごとが起きたときにはとても強烈な印象を受けたため、寝ている間に断片的に思い出そうとしている、といった感じでしょうか。
 登場人物たちが見ている夢は、物語のネタバレや未来や隠された謎を暗示するのにちょうどいい小道具だなと思って好んで使っていますが、実際、私なんかは漠然とした夢とかが多くて、朝起きてもあんまり覚えてないんですよ(笑)。そんなやつが夢ばかり出てくる話を書いていいのかどうかと(笑)。
 まぁ、人間の脳の働きはまだまだ改名されていない部分ですし、どうして夢を見るのか、どういうメカニズムになっているのか、興味はつきないですけどね。

 先週はずっと会社の連中と飲んでいたんですが、なんだか復活したのをこれ幸いと、連日アルコール漬けって感じです。だめすぎー。月曜日と次の日曜日以外はずっと飲んでました。(*^o^*)
 おまけに先日「.hack Vol.4」が発売されたので、会社から帰ってきてサルのようにプレイしてます。序盤でいきなりレベル92を超えてる自分は、ボス戦がちっとも苦にならず、困っています。ってか、最初にOVA見ちゃったので、もうすでにネタバレっつーか先が読めてしまったっつーか。(;´Д`) クリアしたあとじゃないと見ちゃいかんですな。
 現在は第七相 タルヴォスを倒したところ。ってか、マハ戦、ちょいと泣けた。
 今回のVol.4は、クリアしたあとにもお楽しみがいっぱいらしいじゃないですか。わたしゃもちろん、クリア後に仲間にできるらしい某キャラに貢ぎまくって、メールコンボでウハウハですよ。ねえ、あ○こさん。<名指しかよ。