フリートーク > 2003年8月10日バックナンバー
癒し系産業
台風一過ってことで日曜から真夏らしい天気ですが、そろそろお盆休みでゆっくり過ごされている方も多いのではないでしょうか。
どうもここ最近ストレス耐性が落ちてきているのか、体力的にもメンタル的にもアレゲな感じだったので、先週の金曜日、会社の近くのマッサージルームに寄って帰ってきました。
その日、外出から帰ってきた同僚が雨に降られてオタオタしていたとき、そこのマッサージルームのおかあちゃんが「傘もっていきなさい」と貸してくれたそうです。んで、人のいい同僚はバーターでチラシを持って帰り、社内で営業するハメになったんだそうですが。肩こりもひどいしストレスもMAX状態だったので、チラシをもらったあたくし、「今日は絶対マッサージしてもらって帰る! 今日は絶対早く帰ってやる!」とか騒いで断固早く帰るつもりだったのですが、結局会社出たのはいつもよりちょっと早いくらいの9時半ごろ。なにが悲しくて週末に仕事で居残ってなきゃあかんのよ(笑)。
だが! しかし! やりたくなったら絶対にひかないのがB型! 腹が減ってグウグウいってるのもおかまいなしに行ってきましたぜ! タイ式マッサージ60分6千円一本勝負!
金曜日だしめちゃくちゃ混んでたらいやだったので、とりあえず出がけに一発予約の電話を入れ、会社から歩いて5分もかからない場所にあるのですっとんでいきました。入ると人のよさげなおかあちゃんが出迎えてくれたので、昼に同僚が傘を借りたこと、ついでに返してくれと頼まれたことを伝えて傘を返すと、おかあちゃんたち「あら〜わざわざありがとう〜」ととてもうれしそうに言ってくれました。よくわからんけど、ストレス耐性が低いときって、こういうちょっとしたことでもうれしかったりする。人間に生まれて人間が好きでよかった(笑)。
で、タイ古式マッサージについては、会社を出る5分前に検索エンジンで調べた付け焼刃程度の知識しかなかったのですが、とりあえずパジャマに着替えて寝てればいいみたいです(笑)。←はしょりすぎだっつーの。まぁアレだ。すげー痛かったけどキモチよかったっつー、なんだかイヤンな感想で申し訳ないのだが。
とにかく、タイのマッサージっつーのは痛いので有名らしいですな。足の裏グリグリやるアレに始まり、ふくらはぎグイグイ、背中の肩甲骨の真上グリグリ(皮が薄いから骨に直接キてイテーッちゅーの!)、首の付け根グリグリやられたときにはさすがに悲鳴あげそうになったけど、歯を食いしばってこらえたぞい。拷問されても機密情報漏らさない自信はある(笑)。隣のベッドではおじさんがうめいてたので、ちょっとかわいそうだったけど。
あとは股関節とか背筋、大腿筋のストレッチ。むかーしバトントワリングやってたので体のやわらかさには自信があったんだけど、ここ何年も運動不足で筋肉も硬化してるのでイテーのなんの。プルプルふるえちゃったり。だがまあ、担当してくれたおかーちゃんが、わしをえびぞりさせてくれたときに(えびぞりなんてあるのよ〜。これ、体硬いとかなりキツい)「やわらかいねぇ。ちゃんと運動してきてる証拠ですね」と言ってくれたので、まだまだ希望はあるのだと信じることにしよう(笑)。
で、60分すべて終了してお茶もらってゆっくりしたのですが、さっぱりすっきり。キモチよかったです。偏頭痛持ちなので首から上のマッサージがめちゃんこきいた模様。めちゃんこ痛かったけど。男の人にはおすすめしません(笑)。
担当してくれたおかーちゃんがいうには、タイ式マッサージというのは叩いたり伸ばしたりする、通常のマッサージとは違った運動に近いものなんだそうな。腰痛とかダイエットにも(うそ臭いが)効果はあるらしい。
でも、あっしはものすごく肩が凝っているので、日本式マッサージのほうがあっているのだそう。日本式マッサージは基本的に凝りをほぐすものだそうなので、今度は日本式をやりにいらっしゃいとのことでした。
たしかに、あれだけグリグリ痛くやられたのに、肩の凝りは全然解決してなかったしな(笑)。悲しいかな職業病だし。今週は日本式マッサージで再チャレンジの予定。
ビバ! 癒し系ビジネス!
癒し系ビジネスって本当に儲かると思う。あっしの旧知の友人がこの年になってカウンセラーになるための勉強をしているんだけど、彼女は四年くらい前から「癒し系のビジネスは絶対にくる!」と豪語していたんだよね。そのときは私はあんまりピンとこなかったんだけど、彼女のいうことは昔からもっともだったので、アロマセラピー、タラソテラピー、サイコセラピー、フットマッサージなどなど、そのへんが日本でも認知される日が近々やってくるんだろうなとは漠然と思っていた。それから見ると、いま増えてきてるもんね。店舗だけでなく、セラピストのための専門学校とかも。あっしはこっちの分野は向いてないので(サービス業はもうこりごりです)それで食おうとかいう気にはならんのですが。
ただそのうち、サイコセラピーだけは日本で浸透するのはずっと先のことになりそうですね。いわゆるカウンセリングなんですけれども、心の病というのが日本ではなかなか理解されがたく、禁忌のようなものになっているのが現状。アメリカじゃ、企業内で地位が上になればなるほど日常的にカウンセリングを受けているんだけど、会社帰りにちょっとカウンセリングを受けてってな状況ってのは、まだまだ日本じゃ実現しそうにないですよね。
自分で思っているほど人間って強くないじゃないですか。とくに現代社会で社会人として生きていくのはかなりメンタルな部分でのストレスが大きい。知らずにストレス溜め込んで言動が歪んでくる人って多いらしいです。
カウンセラーは、そういう人たちを「治す」のが目的ではないんだそうです。治療するのは病院の役割で(これは抗生物質の投与などですね)、本人が気付いていない心のゆがみを、気付かせていい方向に考えられるように導いてあげるのが役割なんだとか。だから話をきいて肯定もしないし否定もしない。
カウンセリングを受ける人は、カウンセラーと長時間向き合うことから、人間的にそりがあわない(波長が合わない)こともあるので、じっくりいろいろなカウンセラーにあって話をし、自分に合う人をみつけることが重要なのだそうですが、日本ではまだカウンセラーはカウンセリングを必要としている人と比べても圧倒的に少なく、ついでにいうとカウンセリングを受ける人の手離れも悪いので悪循環なのだそうです。この手離れが悪いというのは、波長があって話をしやすく、居心地がいいため、カウンセリングを受けている人が卒業(?)することなくずっと同じカウンセラーのところに入り浸ることをいうのだそうです。カウンセラーも人間、一日24時間、週5日でカウンセリングできる人はごく限られた人数。とてもいまのカウンセラーの数ではまわしきれないのだそうです。
実は先日、会社の同僚もカウンセラーになるために仕事を辞めたんです。うちのサービスのサポート業務を担当していた男性なのですが、もともとこうしたサポート業務というのは自分には向いていないと思っていたんだそうです。が、サポートを担当していると、(もちろんうちの会社のサービスが悪いからというのも差し引いたうえで)あまりにも理不尽な怒り方をする人とか自分本位の要求をつきつけてくる人ばかりでびっくりしたそうです。それで、これはいったいなんだろうと思って心理学とかカウンセリングの本とかを読み始めたのがきっかけだということでした。
彼いわく、カウンセリングが必要な人は世の中の大半なのに、そういう人たちが自分で気付かず、ふつうに振舞っているつもりなのが問題なのだそうで。これは分かる。あっしも昔サポート業務やったことあるけど、問い合わせしてくる人がアレな感じばかりだったので、担当する人間のほうが先にまいってしまうんです。サポート業務担当者のメンタルケアのほうが重要なはずなんですね。
メンタルケアに関しては本当に日本は立ち遅れているといわれていますが、これは本当にそうだと思います。本来ならこれだけストレスの大きい世の中、企業内や学校内に必ずひとりはカウンセラーが必要なはずなんだけどね。モティベーションがあがらない、○○の仕事のやりかたについていけない、そういう小さいことでも、色眼鏡で見ない第三者に相談するってのはずいぶん違うはずなんだけどねぇ。友人にはいえないこともあるじゃないですか、社会人になると。
で、あっしも以前軽いうつ病をやったことがあるので、それ以来自分で自分をコントロールするように気をつけています。ストレスでヤヴァそうになったら友人連れて飲みにいき、散々愚痴る、ドンチャン騒ぎする、できるだけ前向きにものごとを考える、趣味やスポーツなどをこなして気分転換をする、楽しい音楽や映画を聴く・見るなどなどね。いわゆるポジティブシンキングってやつですかね。それでどうしてもダメなら転職を考えるとかね。ちなみにいまはまた転職を考えていたり(笑)。いや、転職はいいぞ〜。生涯年金は減るけど、年収あがるしな(不景気で仕事があるかどうかのほうが心配だけど)。
仕事がつらいとか○○がムカつくとかWebサイトの日記で愚痴るのも、まぁ人それぞれ消化の仕方の違いだからいいけど、不特定多数の人間が見ている(誰が見ているかわからない)インターネット上で、毒を吐き散らすのもどうかと思うしね。消化できない人はまず、軽い気持ちでサイコセラピーを受けてみるのもひとつの手かもしれないよね。
で、あっしも友人に「わしをカウンセリングしてくれ〜」といったのだが、カウンセラーの鉄の掟(笑)では、友人・知人・肉親はカウンセリングすべきではないというのがあるんだそうな。主観が入ってしまうのと、理性的に対処できなくなるからなんだそうで。ごもっとも。「いい人いたら紹介するよ」と言われたので、マッサージいく感覚で今度見てもらおうかと思います。
「樋渡さん、あなたかなりビョーキですよ!」とか言われないように気をつけないと(笑)。