フリートーク > 2003年9月10日バックナンバー
白い杖の思い出
昨日の帰りのこと。駅から歩いて3分以内という裏道をいつも通って帰るのですが、ふと10メートルほど前にフラフラと歩く男の人が。
10時すぎということもあって「いやだなぁ、酔っ払いかなぁ」などと思って見ていると、確かに挙動不審。おぼつかない足元で手を差し出しながら、あたりにあるものを探っているような様子でした。で、その人が振り向いたときにようやくその理由が分かりました。年配の、おじいさんといってもいいくらいの年齢だったと思うのですが、白い盲人用の杖を持っていたんです。
迷っているんだろうと思って「どちらへいらっしゃるのですか?」と声をかけると、駅からすぐの建物に用事があるのだそう。ところが、どうも狙った場所ではなくて困っているのだとか。建物の名前や目印になるほかの建物の名前を聞いても、まだここに越してきてすぐの私にはなんのことかさっぱり。そこで、「駅のすぐ近くには交番がありますから、そこで聞いてみましょう。ご案内しますよ」と、おじいさんの手を引いて交番まで行きました。本当にその現場から歩いてすぐ10メートルくらいの距離なんで私には交番で聞くほうがよほど早いんだけれども、目の不自由な人にとっては、その10メートルの距離だってゆっくりゆっくりと歩かなければいけないんです。たいへんな距離なんですよね。しかも、ぐるりと回転してしまえば方向感覚はさっぱりわからない。
どうやらおじいさんは道を一本間違えてしまったようでした。ただ、この界隈に住んでいる人のようですから地理には詳しいみたいなのですが、今日はタクシーで下ろしてもらった場所が悪かったんでしょう。目的地は駅と交番を挟んで右側の路地(おじいさんが歩いていた道)ではなく、もう少し先の路地の角だったんですね。
目印の建物の看板が見えたので、「ああ、あそこですね、ありました」と伝えると、おじいさんは「ここからならすぐわかりますからだいじょうぶですよ。どうもありがとう」とひとりで歩いていきました。心配だったのでおじいさんが角を曲がるまでは見送っていましたが、実家にいたばあちゃんのことを思い出してふと涙が出そうになったり。
ばあちゃんは先天性と後天性の複合型の視覚障害をもってたんですよ。私がまだ子どものころは、裁縫やら折り紙やら細かい作業ができたのですが、どんどん視野が狭くなってしまう病気で、後年は(といってもまだ健在だが)全盲状態。内臓が元気だったので病気もしないでご飯ももりもり食べられる人だったんだけれども、もう介添えなしにはひとりで出歩けないので、運動不足もたたって足腰が弱くなってしまっていた。で、いつだったかのフリートークにも書いたことがあったんだけど、ついに実家の階段から落ちてしまって足をいためてしまった。ちょうど母ちゃんも具合が悪い状態が続いていてもう面倒が見られないということで、結局名古屋の次男の家(うちのオヤジは長男である)に引き取られることになり、現在でも元気に暮らしているそうな。
小さいころは共働きだったので、わりとおばあちゃん子だった私は、ばあちゃんがまだ目が完全に見えなくなるまでは手を引いてどこかに連れて行ってあげたり、かわりに買い物に行ってあげたりしたんだけれども、外出するときにはばあちゃんはいつもあの白い杖をもって歩いていた。それで、白い杖と、おじいさんの腕を引いて歩いたときのあの腕の感触、年寄りのやわらかい皮膚の感覚なんてもんからばあちゃんを思い出して、ちょっと泣けてきました。
一日2時間までと決めてダラダラとプレイしていた(仕事の合間の現実逃避ともいう)「テイルズオブデスティニー2」を、ようやくクリアしました。いやー、なんつーか、全然パーティーの強化とかアイテム強化とかしてなかったので、ラストまでに150回くらい死にました。ありゃーねーだろー、回復するそばから必殺技発動してくるなんて、すぐ全滅だっての(;´Д`)
んで、最初はカイルたんすげーかわゆい、とか思っていたんですが(パツキン・ブルーアイだし<オヤジか)、なぜかそのうちにロニが気になって気になって(笑)。気がついたらロニのいないパーティーなんて考えられない体に(笑)!
「回復だぁ!」とかな、「貴様を屠る! このオレの一撃ィ〜!」とかいうあの戦闘時の暑苦しいセリフにグラグラと燃え立っておりましたが(典型的な暑苦しいバカ兄貴。かなり好きな部類だ)。芝居のうまい声優さんだと思っていて、あとでエンディング後のスタッフロールを見たらびっくり。某H高氏の大好きな関俊彦氏でした。うはー、おいらこの人ってルヴァ様(笑)しかしらんかったから、「どちらかというと熱中系の役のほうが多い」と熱弁しておられた某H高氏の説にやっと納得いたしました。声優さんってすごいなぁ。
それより、スクリーンチャット時のロニとカイルのセリフは、なんだありゃ、かなり腐女子を意識してるんですかと。相方までもが「ロニたんはカイルたんのことを愛しているのですね! いやらしいのですいやらしいのですいやらしいのです!」と騒いでおりますから、ありゃ相当狙ったセリフじゃなかろうかと。すりむいた傷口をなめてやるってアンタ、そんな王道をいまの時代にやるなんて……。ナムコもたいへんですね。