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フリートーク > 2003年11月27日バックナンバー

ATフィールドはいつから恋愛感情になったのだ(笑)

 想像以上に風邪が長引いてだめーな感じに弱まっている樋渡ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 えー前週よりひきずっていた風邪は、先週金曜日のしゃぶしゃぶ打ち上げでなんとか打破できたのですが、今度は別のウイルスをもらいうけたようで、三連休最終日に悪化いたしました。もう朝から咳がよりいっそうひどくなり、そのうち熱が出始め、三連休明けの火曜日、会社を休むという大失態をやらかしてしまったんですけど。社会人失格……。
 しかも休んだ火曜日は臨時会議があったそうで、欠席裁判状態でぼくちんの知らない間に組織改変が行なわれていた模様。水曜日出社してその改変の話を聞き、「まじかよ。ありえね〜」を連呼した樋渡、早くもやる気マンマン状態(大嘘)。
 端的に言いますと、直属のボスが辞めるので、今度は違うボスの下にいくことになったんだけど、それがなんつーかありえない人選だったり。地獄が待ってるのが目に見えてるんですけど。病み上がりにはきつい冗談ですわ。とほほ。もうだめっす。ああ〜燃えろ俺のコスモ、目覚めよセブンセンシズ! ダメサラリーマンな樋渡がんばれ状態ですぞ。

 まぁそんなこんなでも、少しは楽しいこともあったりで無理やりポジティブシンキ〜ング!
 先週、「風の谷のナウシカ」のDVDが発売になりましたが、予約開始当時から予約していたのが届いたので自宅で鑑賞会を行ないました。ちなみに買ったのは相方ですけれども、さすがにフィギュアと額縁までがついた特別版を買う気にはなれなかったそうです。
 以前「千と千尋の神隠し」のDVDが出たときに、劇場版よりも画面が赤く見えると話題になったことがありましたけれども、「千と千尋」に限らず、全般的にDVDになると赤みが増すようですね。とくにジブリ作品はそんな色調が強い感じがします。ナウシカの髪の毛がかなり赤っぽく見えるんですよね。うちのテレビにもよるかもしれないんですけれど。
 私の中での宮崎アニメといったら、「ルパン三世〜カリオストロの城〜」と、この「ナウシカ」、それから「天空のラピュタ」だったりするんですが、間違ってますか(笑)。
 まだ小学生だったころ、微妙なアニヲタだった私はアニメージュに連載していたナウシカを毎号楽しく読んでいたんですけれども、いま原作のコミックスを読み返してもけっこう深いストーリーですよね。原作ファンからすれば映画のナウシカは「あれはナウシカではない」というものなんだそうですが、それでも映画は映画としてたいへん完成度が高いものだなぁと思います。

 そうそう、このDVD、作画を担当した庵野氏のコメントを聞きながら本編を追えるんですよね。彼がスタジオジブリを訪れたのはちょうど学生のころ、ナウシカ製作中だったそうで、宮崎氏に「ここお前がやれ」といわれて後半の巨神兵が登場するシーンを担当することになったそうですが。確かに印象的なシーンではあります。
 私は滅多にDVDで監督やスタッフのコメントを聞きながら本編を見るということはしないんですけれども、聞いていると彼ら映像の作り手というのは、見る側の人間とは全然違う視点でものを見て(作って)いるんだなぁというのがうかがえて楽しかったです。
 見る側からすれば「そんなの些細なこと。おもしろけりゃどうでもいい」で片付けられてしまうようなことでも、実績のある人間の「ここはこうなんだ」というコメントがすごく力強くてですね。「プロである」ということの差をそこに見たような気がします。

 そういえば以前映像の仕事をしていたときのこと。
 もしかしたら以前にフリートークに書いたことがあるかもしれないんですけれども、プロのカメラマンさんと映像ディレクターさんの元で番組制作や取材などをともにする毎日だったのですが、彼らの見せることへの執着っていうんでしょうか。言葉じゃ言わないけれども、こう撮ればこう見える、さらにこう見せる、というのを計算して映像で表現するスタンス。かっこいいんですよ、無言の主張ってのが。私たちがなにげなく見ているものでも、カメラのセーフティゾーンに入ってるものはすべて彼らの気遣いなんですね。
 よくご一緒したカメラマンさんは元局の報道カメラマンの方だったのですが、彼が言うには、災害でも戦争でも事故でも、その場のすべてを包み隠さず報道したいという欲求があるんだそうです。例えば、戦争の悲惨さを伝えるにはなにを撮ったらいいか、計算づくと言われればそれまでですけれども、直接的に遺体や砲撃の様子を映すのではなく、地面にばら撒かれている空の薬きょうであるとか、大破した自動車の残骸、キャンプに見を潜めている子どもたちの不安な表情であるとか、そういうものを捉える。その映像を見て視聴者がなにを考えるか、見る人にゆだねるんですね。そして、映像で伝えきれない部分は補足情報としてのナレーションや字幕が入る。シナリオなんてのは補足情報であるべきなんだ、映像で見せるということはそういうことなんだと言われ、いたく感激した覚えがあります。
 彼の元同僚は昔、雲仙普賢岳の噴火の際、避難勧告が出ていて立ち入り禁止だった区域に残り撮影を続けた結果、殉職なさったそうですが、確かに浅はかな行動だったかも知れないが、自分にはその同僚の気持ちは良く分かるとおっしゃってました。自分の身に危険が迫っていようとも、真実の姿を映像に納めて報道したいと思うのがカメラマンという生き物なんだと。目からうろこが落ちたお話でした。
 同業者だとどうしてもお互いの仕事の愚痴だとか馴れ合いになってしまうのであまり刺激にはならないのですが(もちろん同業他社の動向をうかがったり、情報収集としてのつきあいも重要です)、異業種のこうした「業界のプロ」の人たちのこだわり話を聞くのはとても楽しいですし、人生的にもとても大きな価値があることだと思います。

 さて、奇しくも?ナウシカのDVDが発売されるのに専攻して、ブエナビスタジャパンのジブリショップではこんなたいそうなものが発売になりました。
「ナウシカの長銃」をリアルに再現!
 ついでにアレゲな人たちのコメントはこちら(from スラッシュドットジャパン)。
 どうする樋渡。うちに招いた人たちへの身体を張ったネタのひとつとして買ってみるか。んなアホな。35万円なんてネタにするだけにはたくのもどうかと。
 宮崎駿監督の設定画を見ると確かにリアルに再現はされているのですが、いまひとつ、かっちりしすぎな感はありますな。量産型(笑)の常ではあるんですが、もうちょい手作り感のある、不細工さがあってもよかったのではと思う私でございます。

 さてさて、さらに樋渡をだめな人にする要素が先日発売になりまして。
 ええ、もう私は隠しません。買っちゃいました。「新世紀エヴァンゲリオン2」! ぐは〜〜もうだめすぎ〜!
 いや〜エヴァって、もういい大人になったころのアニメなんで全然興味なかったし、再燃しても「ふ〜ん」って感じだったし、DVDマニアの相方がエヴァのDVDほとんど持っているのを見ても「なんだかさっぱりわけわからんちんだし、とにかく主人公が暗いのがイヤ!」と毛嫌いしていたのですが、いったいどうしたものかと。
 実はですね〜<ここから小声>最近になってちょっとエヴァを見直したっつーか、シンちゃんとカヲルがいいなぁ〜となんとなくショタ萌えはいってきちゃったってゆーか</ここまで小声>まぁ要するにだな。シナリオによってはカヲルくんを説得可能だっつーので買ってみたくなっただけなのだよ! うえ〜〜ん。
 がっくし。自分にショタ属性があったなんて……パツキンブルーアイの20代青年はどーした樋渡。
 以下、会社の後輩たちとのやりとり(ほぼ実話)。
樋渡「いや〜もうぼくちんダメダメっつーか聞いてください。買っちゃった、エヴァ2」
後輩A「ええ〜! まじ! 樋渡さんエヴァ好きだったっけ?」
樋渡「いや、ぜんっぜん。大人だから買っちゃった(ハァト)」
後輩B「あれってシミュレーションですよね。エヴァ初号機に乗って使徒と戦えるんですよね。ガンパレみたいなやつですよね」
樋渡「俺様にとっては使徒とか初号機とかどーでもいいっつーか。なんつーか登場人物すべてとラブラブ度をあげてチューまでできるらしいんだよね。もうダメダメなぼくちんとしてはカヲルきゅんをセントラルドグマん中で説得できるっつーから買っちゃったんだけど。でもさ、カヲルきゅん、何度やっても出てこないんだよでもカヲルきゅんとラブラブになって抱きしめられちゃったりするらしいんだよシンちゃんと楽しく学校生活送ったりできるらしいんだよでもカヲルきゅん全然出てこなくて勝手に補完されちゃって終わっちゃうんだよウワァァァ〜〜ン(以下続く)」
後輩A「カヲルきゅんってどーよ」
後輩B「俺もいま樋渡さんにいつ突っ込もうかと思ってた」
 まぁつまりそういうわけだ。
 主人公シンジで進めてネルフ本部とか学校とかコンビニとかミサトさんちとかでいろんな人たちと会話をしてだな、シンちゃんのATをあげるわけだが、このATってのが劇中でも使われてたATフィールドのアレなんだけど、ここではテンションを指すらしく、ATが高ければエヴァも強くなるってわけ。つまり、良好な人間関係が構築できればATがあがり、エヴァはますます強くなって、さらにその人間関係が恋愛感情にまで発展するという、もうこれはオフィシャルな同人ゲーですかってなイキオイの内容になっております。
 まずは樋渡シンちゃん、レイそっちのけでミサトさんに猛烈アタックを開始するも、近づきすぎてウザがられたりしてます。カヲルが出てこないばかりか、途中アスカがロストしたり、エヴァシリーズ戦で負けて勝手にゼーレにサードインパクト起こされて補完されちゃったり、しょんぼり。なぜか冬月先生のATがあがり、それが親密度にまで関係して来ちゃって、シンちゃんの行くとこ行くとこに冬月先生が現れたり会話の邪魔をしたりしてきやがり、挙げ句のあてに見つめれば頬を赤らめる始末。オヤジ、なにサカリついてんだと大爆笑。
 なんだか某掲示板での攻略を見てるとすごいことになってる模様。青葉に抱きしめられるシンちゃんだのゲンドウにお小遣いせびるシンちゃんだの、きっとリアルファンにはたまらない逸品になっていることでございましょう。とくに婦女子系のおねーさま方にはたいへん好評らしいです。はて?(笑)
 私が買ったゲームなのに相方がいまはまっているらしく、先日は「レイちゃんとチューできたのです!」と大喜びしているようですが、なんだか困ったゲームです。まぁ純粋に、エヴァのパラレルとしてのゲームなら楽しめるんじゃないでしょうか。かなり難易度は高めと見た(笑)。