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フリートーク > 2004年2月12日バックナンバー

そろそろ考えようサーバー移転(またですか)

 知らずに買ってきたドクダミ茶を意気揚々と沸かして、4リットルくらい作ったのをゴクゴク飲んで「うめ〜!」とかやっていたら、翌朝たいへんな腹痛で目が覚め、七転八倒した樋渡です。みなさまお元気ですか。私はゲッソリです。
 もともとドクダミ茶は便秘解消にたいへん効果があり、体内の解毒作用に効果がある薬草としても知られているのですが、買ってきたものはほかのお茶とブレンドしてあってたいへん飲みやすかったため、すっかり失念していつものとおり1リットルくらい飲み続けてしまったら……。もうなんつーか出るもん出尽くして内側も外側もスカスカです。好転反応だと思いたい今日このごろ。この調子でがんばれば健康体になれるのか!? んなアホな。
 もうぐったりです。会社のある日にはおすすめできない諸刃の剣ですな。とほほ。

 さて、遅ればせながら先日より公開となった『ロード・オブ・ザ・リング〜王の帰還〜』を見て参りましたのでご報告。
 先々週だったかな、穂高さん@Novelismより「樋渡さん、おたすけを〜!」なんてメールがやってきてなにかと思ったら、約束していたご友人がキャンセルなさったとかで一緒に行きませんかとのこと。ちょうど予定もなかったので、公開当日、お言葉に甘えて行って参りましたです。
『二つの塔』までは映画も見てDVDも買ったのですが、さすがに「あれ? 前回ってどこまでお話進んでたっけ?」なイキオイだったため、一応ダイジェストだけ見て復習をば。間にいろんなモンを見ていたので、すっかり話の内容を忘れておりました。なんつーか、スターウォーズがどこまで1でどこから2でどこから3なのか分からなくなってしまうアレに似てますな。
 人物の演技はもちろんなのですが、CGスキーの樋渡としては、その景観と群衆(モブ)の合成のすばらしさにウットリ。三部作最後を飾る本作では、最後の戦闘がいちばんの見せ所でしょうが、これがまたすばらしくてですね。そびえる城塞都市ミナス・ティリスの細部まで書き込まれた(いや、作り込まれたというべきか)外観と、その内外で起きているさまざまな戦闘が見事にマッチして、いやぁ〜もう戦闘シーン萌え萌えの樋渡としては画面に釘付けでございました。
 原作を読むことに挫折して二十年経つ私としては、恥ずかしながら結末もストーリーの運びも知らなかったものですから、途中何度となく「?」となってしまったのですが、おおよそは、あの超大作をよくぞ三部作のエンターテイメントに閉じこめたものだと感心することしきり。見せ方としては特にあのラストに至っては少々納得がいかなかったのではあるのですが、とにかくスケールの大きさに圧倒された映画でございました。
 そしてなにより! ガンダルフ! これにつきると私は思う!
 前にも書いたことがあったと思うけど、フツー魔法使い系ってRPGなんかでも体力はないしHPは低いし、物理攻撃なんぞウンコみたいなもんですけれども、あの肉弾戦の強さにほれぼれでございますとも。ダークシュナイダーもびっくり。戦う魔導師よ永遠なれ!
 さて、映画終了後、文月さん@花迷路が「ぜひともネタバレ映画トークを!」ということでしたので合流。21時ごろに新宿で落ち合い、映画について語る語る。
 だがしかし、三人が三人とも全然違うポイントで萌え萌えマックス状態だったおかげで見事に会話が成立せず(笑)。文月さん→レゴラス、穂高さん→ミナス・ティリス(それ、人じゃないだろって)、樋渡→ガンダルフ。あかんです。
 そんなこんなで語るうちに夜も更け、次第にオンライン小説の話などで盛り上がり、なぜか深夜に相方までもが乱入し、気がついたら朝でした(笑)。みなさまお疲れ様でした。そしていつものように爆睡状態の樋渡、意識朦朧状態ですんまそん。

 唐突ですが、サーバーの移転を検討中です。
 現在使っているサーバーは月額にすれば割とお高いけれどもそれゆえにたいへんレスポンスが早く、堅牢な都内某所のiDCに設置されて極太のバックボーンに100Mbps回線で接続しており、1台の収容人数も30人程度というWebサーバーでして、私が知る限りでは前回の移転後、これまでの1年半ほどの間に一度もダウンしたことないくらいの優秀なスペックです。付随してくる機能もたいへんすばらしく、容量に関しても大満足なのですが、データベースが使えないということと、メモリに常駐して過大な負荷をかけるアプリの利用はご遠慮くださいってなところが最大の難点。すなわち、最近はやりのBlogやらCMSやらの導入は不可能ということになるんですね。返せば、データベースを活用したサイト作り、CMSの導入を検討しているってわけですわ。
 小説本体を扱うこのサイトはしばらく半手動で続けていくつもりなんですが、「魅力的な小説サイトをつくろう!」とか「黄昏の書庫」あたりはCMSで管理をしていきたいなぁと以前から思っていたのを、そろそろ本腰入れてやってみようかなぁと。いや、みなの言いたいことはよーく分かる! どっちも全然更新してないが!(;´Д`)
#前職も現職も、Webの更新はすべてCMSで管理していたんで、そのよさを知っているとなおさらでして。
 よーするに、楽したいわけなんスよ! めんどくさがりだし時間ないし!!!(;´Д`)

 CMSとはなんぞや、Blogとはなんぞやという人は、「もしや遅れてるのかしら?」なんてことは思わなくていいですよ、ご安心を。知らないほうが当たり前ですから(笑)。名前の問題なだけで、それを使ってサイトにものを書いている人の気持ちが変わるかどうかというのもぁゃιぃもんですし(笑)。
 と言ったら身も蓋もという感じなので、まぁぶっちゃけていえば、CMSとはコンテンツマネージメントシステムの略で、コンテンツのリリース時期や期限といった公開日時を管理したり、これまで手動でちきちき更新していたものをすべてテンプレートで対応して、フォームに入力するだけで自動書き出しされるとか、著作権を管理したり、さまざまなプラットフォーム、フォーマットに自動出力したりと、コンテンツ本体(テキスト文書のみにあらず。楽曲ファイルや画像など、デジタルデータはすべて)とその見せ方などをプロモーションするシステムであるということ、Blogとは日記やニュース記事を時系列に降順で並べて出力したりバックナンバーを自動管理したり、記事に対してコメントできたり他人の引用をうまく利用したりされたりといったもの、ってな感じでしょうか。
#BlogもCMSの一部であるわけですから分けて言及するのもあれですが、Blogに対したCMSの位置づけが、昨今ではコミュニケーションポータル構築サイトのような形で紹介されていることもあるので、ここではあえて分けておきましょう。
#Blogという言葉だけが先行している現状で、個人的には非常に納得がいかない分類ですけれども。

 まぁぶっちゃけ、私のいうところのCMSは、コンテンツ自動リリースができてテンプレートですべての要素が管理されていて、バックナンバーの処理もすべて自動化、要素もカスタマイズしやすい、できればXHTMLとCSSでばっちり記述できて外観をラク〜に衣替えできる、それだけなんですけれどもね。って、それ、現状のXHTML+CSSだけでも十分じゃん、と言わないでお願い。
 いやはや、そういったCMSはほとんど個人で使えるものはないに等しく、エンタープライズ向け(インターウォーヴンとかヴィネットなど)でおてんこもりもり、そうでなくても企業のニーズに合わせたカスタマイズ&プラグイン追加方式だったり、あっても猫も杓子もすべてコミュニケーションポータル構築のための余計な機能が満載だったりしてげっそりなわけですが。一念発起して自分でPythonとかで書く気力も時間もなくて困っていたところ(もちろん知識なんぞありませんがな。言うだけタダ)。
 ここんところあちこちのCMS系情報サイトなどを見ていて、やっとどうにか自分にあったものが日本語で出回るようになってきたので、ちょいと着手してみようかと思ったしだいでございます。
 ところが、ここはひねくれ者の樋渡、どこまでもメジャー指向には行かない。最近気になっているのが、「Nucleus」と「Zope」、そして「Geeklog」の3つです。どれもそれぞれ一癖も二癖もあってステキ〜って感じです(すでに病気)。
 はてさて。これは果たして実現するのか、それとも戯れ言で終わってしまうのか。なんだか後者で終わってしまいそうな匂いが……。

 それにしてもまずはサーバーの移転を決定しなければならないのですが、実はいま契約しているサーバーとの契約が、あと約半年ほど残っていたり。大人買いもいい加減にしろって感じで、年間一括支払いにしてしまったんだわ、とほほ。まぁ長い目で見ればそんなにたいした金額じゃねーよ、そんなはした金くれてやらぁ!と言えない、最近カードの支払いが多すぎてヒイコラ言ってる私。も、もう少し余裕ぶっこいてもいいかな〜なんて、たはははは。
 とはいえ、一応目星はついておりますです。先日なめるようにFAQをチェック後、明記されていなかった部分に関してサポート宛にメールを送ったところ、たいへん迅速に明快な回答をくださったホスティング会社がありましたので、ほぼそこに決定する予定です。
魅力的な小説サイトをつくろう!」のほうは更新が止まって久しいのですが、サイト運営実践編のあたりで「独自ドメイン取得からサーバー選び」みたいな章も盛り込んでいきたいと常々考えていたんですよ。ええ、ぜんっぜん更新してませんけど。
 自分がこれまでいろいろサーバーを移転したり、そのたびに悩んだりしたことがあったので、これまでの経験を活かして、私の自己流サーバー選びなんてもんを書ければ「いなぁと思っとります。
 以下、自分のためのメモ書きであり、これからサーバー選びをしたい人のご参考になればと、いくつかの樋渡流ポイントを列記して、今回のフリートークを締めさせていただきましょう。

予算の決定は「後からでもいいや」と思う人もいるかもしれませんが、おおよそ自分がこれくらいなら出せる、といった範囲は決めておいたほうがいいと思います。月額にしてどれくらいまでなら支払えるか、自分の財布とよく相談しましょう。値段で絞り込みのできるレンタルサーバーサーチは、まずこの料金を元に手当たり次第見ていくのが吉です。
「安かろう悪かろう」というのは、ネットワーク機器の世界ではあながち嘘ではありません。低価格化が進んでいるとはいえ、安いサーバーはそれなりのスペックで、後述するいくつかのポイントすら満たしていないこともままあり、後悔することに。機能のわりにお高いところもありますけれども、高いところはかなりいいサービスを提供してくれます。
ちなみに私は、月額5千円までという上限で探し回りました。5千円というとかなりの高額ですが、後述するポイントを鑑みると私にとってはたいへん割安で、年間や半年の長期契約で一括支払いをすると、月額3千円台に収まることもあります。

ブロードバンド化が進み、Webサイトを構成する要素も大きくなってきました。また、長くサイト運営を続けていけばいくほどファイルの数はたいへん多くなり、特に大長編な小説を書く自分としてはダウンロードファイルなどのアーカイブも置き場所も必要です。通常であればテキストファイルは5MBもあれば十分ですが、ハードディスク、サーバーの低価格化に伴い、大容量のレンタルサーバーもかなり手頃な値段で手に入ります。後で容量の増設などをオプションでつける必要もなくなるので、上記の予算に応じて大容量サーバーを選んでいくといいでしょう。100MB以上あればずいぶん楽です。ちなみに、現在樋渡は自サイト内のすべてのファイルがとうとう58MBにまで達しています(笑)。なにに使ってるんだ俺(いや、プライベートビジネスのファイルのやりとりにも使ってるのよ)。今回は100MB以上で探し回り、400MBという大容量を提供するサーバーを見つけました。

国内サーバーなのか、海外サーバーなのか、値段を見て悩むところですが、私は国内サーバーをおすすめします。詳しくは知りませんが、海外のサーバーの時間は日本時間に設定していなかったりと、けっこう運用上困ることも多いようです。また、できれば堅牢なiDC(インターネットデータセンター)に収納されているのが望ましいですね。
また、よく「合計○Gbpsの大容量バックボーンに直結!」なんて謳い文句で宣伝しているところを見かけますが、実はサーバーはバックボーンが太い細いというのはあまり関係なく、そのバックボーンにどれくらいの回線で直結しているのかが重要。バックボーンが太くても、それに直結せずにいくつかの上位プロバイダーを経由していたり、直結していたとしてもISDN並の細い回線でつながっているということも少なくありません。また、その回線にいったい何台、何人ぶらさがっているかにも変わってきます。ホスティング会社のFAQになければ進んで質問すべき項目でしょう。
今回樋渡が決定しようとしているところはそれがFAQになかったのでメールで質問をしたのですが、丁寧に返答してくださいました。某都内のiDCの中から18Gbpsのバックボーンに100Mbps共用回線(10Mbps帯域保証)で直結でしたので、まずまずでしょう。非公開としているところもあるかと思いますのでご注意ください。
ちなみに教えてもらえなかった場合は、そのサーバーのドメインを元にtracerouteをかけてみると、だいたいの応答速度とか、サーバーまで何台のルーターを超えるか、遅いとすればどこがボトルネックになるのかが分かるので、おおよそのパフォーマンスを計測できると思います。

ホスティング会社は、利用人数が多ければ多いほど回線やサーバーの台数を増強しなければならず、たいへんな運用コストがかかります。コストを抑えるために、1台のサーバーに大人数を詰め込んだりして料金を調整しますが、安いところは前述の回線増強を行わないままスシ詰め状態で運用します。従って、たとえバックボーンに高速回線で接続していたとしてもその回線を共用する人数が多ければ、パフォーマンスはグンと落ちます。できれば1台に何人収容しているかを尋ねましょう。30人前後ならかなりのパフォーマンスが出ます(もちろん直結する回線の太さにもよりますが)。こちらも非公開にしているところが多いので注意です。また、人数制限のうえに帯域制限を行うところもありますが、日に7千くらいのアクセスにでもならない限り、小説サイトを運用するだけなら問題ないでしょう。むしろ、そのほうがアダルトサイト並のアクセス数を持つサイトが同じサーバー内にいないというわけで、安心して運用できると思います

そして無料オプションの豊富さも決定打になり得ます。もちろん、オプションに惑わされてオーバースペックの高いサービスに加入していた、なんてことになってはいけないと思いますが(笑)。
私の場合、前述の条件をクリアしてなお、この無料オプションの充実具合が決定打になりました。
(1)マルチドメイン対応:私は独自ドメインを3つ持っているのですが、それぞれ別のサーバーで運営しています。その運用コストもバカになりません。そこで、これらのドメインをまとめて同じサーバーで運営できるところを探していたわけですが、まんまとこの会社がこのサービスを運用しだしたのです。月額にして5千円は、私にとっては決して高い金額ではないんですね。
(2)サブドメインの運用:たとえば、http://www.studio-mercury.org/のホスト名「www」は、通常のホスティングでは「www」しか選択できないのですが、これを「site.studio-mercury.org」にしたり「novel.studio-mercury.org」にしたり、いろいろ自分で好きなようにサブドメインを決めて運用ができるんですね。今回選んだところは、これをディスク容量の許す限りいくつでも設定が可能ということで、同じドメイン内にサブドメインを使った独立した別サイトを運用できるのが魅力的。フツー金とるんだけどねぇ(笑)。
(3).htaccessのカスタマイズが自由:なれてくるといろいろしたくなるわけで。たとえば404などのエラーメッセージを自己流にカスタマイズしたり、すでにないページにアクセスしたユーザーを強制的にトップページにリダイレクトさせたり、ディレクトリの一覧を禁止したり、MIMETypeを自由に設定したり。もちろんいま利用しているサーバーも可能なのですが、これができないサーバーもけっこう多いんですよね。
(4)データベースとCMS、Blog利用の可否:WebサーバーのデータベースといえばSQLですが、現在主流のMySQLかPostgresSQLのどちらかが利用可能であれば問題なしでしょう。これはデータベースを使ったショッピングサイト構築のほか、CMSやBlog導入に不可欠な要素です。またデータベースが利用可能であっても、多くのメモリを消費して常駐するCMSやBlogの利用そのものを禁止しているところもあるので注意が必要です。
(5)IPアドレスが1個もらえる:しかも驚いたことに、IPアドレスが1個もらえるんですよ。おかげで、DNSが死んで名前解決ができない場合でも、IPアドレスでサーバーにアクセス可能(笑)。<フツーしねえだろ。冗談はさておき、SSLも使えるので、その際このIPドレスが必要。もちろん、将来的にSSLを使った決済とか、そんなことまでやろうとは思ってないんで多少オーバースペック気味ではあるんですけど。
(6)その他コントロールパネルでの管理:これは重要です。コマンドラインでやるのもいいですが、GUIでメール、Webなどの設定、ユーザー管理ができるのはありがたいです。

利用規約というのがどこのホスティング会社でも設けられています。この規約はきちんを目を通しておき、規約が変わった際にもきちんと読んでおくこと。知らずに自分が規約違反をしていた場合、ホスティング会社からキックされても文句は言えません。
よくあるのが、「公序良俗に反するコンテンツの禁止」となっていたのが、いつのまにか「アダルトコンテンツほか未成年に供するに適さないコンテンツの禁止」になっていた、なんてもの。もちろんアダルトサイトなんて運営していないけれども、判断が難しいなぁ……なんて場合は相談するのがいいでしょう。多少の同人的つゆだくコンテンツ(笑)には理解を示してくれるところもあります。また、アダルトコンテンツが主ではなく、表現上の手法として、という場合は許可しているところもあります。逆に、18歳未満へ不適切な性的興味をそそるいかなる内容であっても絶対お断りというところもあります。多くは風営法がらみの問題と、アクセス数増加による圧迫によるものですが、利用規約はかたっぱしから読んでおくようにしましょう。