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フリートーク > 2004年6月28日バックナンバー

梅雨のじめじめと論理的思考

 毎度ご無沙汰の樋渡です。
 もうなんつーか最近は外出が多くて、ひきこもりの半内勤組企画営業のわたくしは梅雨時期のじめじめに勝てず、帰宅してぐったり、冷やし中華か辛いモンしか食べたくなくて死にそうな感じなのですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 ここ最近の樋渡の生活態度ですが、以前のように暴飲暴食し、最後には100回くらいロッパー((c)えの素)するということもない代わりに酒量が極度に減少方向にございまして、とにかく飲めない! 飲まない! 先日の会社の連中とのバーベキュー大会で焼酎を炎天下にて浴びるほど飲み、酩酊した挙げ句に危うく寝ゲロ寸前、意識不明になったのですが(一部誇張)、それでもまぁ3時間後くらいには復活してボーリングに合流するという離れ業をやってのけたものの、まぁとにかくお酒がまともに飲めない身体になっていることが判明。
 ようやくまっとうな社会人になれるかという感じではあるのですが(かなり誇張)、なんつーか年のせいとは思いたくないけど、ホント、いつまでも若いつもりでいちゃアカンです。寂しいなぁ、三十代。
 その代わり飲んでスイッチ入ると、愚痴こぼして己のふがいなさや人生の恨みつらみを切々と語ったりするあたり、かなりオヤジ入ってるな、あたしゃ。オヤジババァ万歳!

 サイトリニューアルの準備をしている最中なのですが、今度はPHPの調子が悪いのかCMSの設定が悪いのか、ローカルで自動生成されたページへの絶対パスが合致しないだの引数でうまくファイルの読み込みがいかないだの、なんだかもうおいらの足りない頭じゃワケワカメ。本文テンプレートはとりあえずバッチリだったのに、いまになってトップページと小説トップページのテンプレートを作っていないことに気付き、ぐおーーーデザイン決まらねーっつーか、もうアイディアも尽きたっつーか。
 なんだかしばらくは悶絶しながらリニューアルどころではなさそうッス。(;´Д`) しかも、開発者氏が今後の開発を断念されたとか、たいへん惜しいことになり、現在配布中止になってるし……もうどうしたらイインディスカーー!!
 CMSでの管理を機に、このフリートークや掲示板なども、CMSの管理化に組み込む予定なのでお役御免かもしれないです。本番リリースのときにはちょいと寂しい気分になるんですけど、さあて、フリートークでこれまでシコシコ書いてきた雑文、バックナンバーとして残しておくべきか……。
 自分的には、もう4年とか3年も前の自分が書いていた青臭いことを読み返すたびにサブイボ出ちゃうくらい悶絶モンだったりするので、思いきってサヨウナリな感じにしたほうがいいかもしれないんだけど、でもねぇ、なんとなく、そのときの自分が考えていたことは、そのときの自分にしか書けないじゃないスか。そういうことも考えるとどうにも惜しい気分です。これまで日記なんぞ三日以上続いたことのない私が、4年にわたって不定期であっても書き連ねてきた、大げさに言えば自分の足跡がここにあるんだもんねぇ……。
 とはいえ、大いに自分語りしてる部分なんぞは、もう「第一章」の序盤を読み返すのと同じくらい、悶絶モンで拷問に近いもんがありますな。
 青臭い俺を殺してくれェ!

 今週末、ある試験に行ってまいります。NTTコムの「.com MASTER」です。二年ほど前に身のほど知らずにも「ダブルスター」なんぞを受験し、見事に転げ落ちたわけですが、今度は謙虚に初心に返り、「シングルスター」受験です。謙虚に……っつーわりには問題集も公式テキストも1ミリも開いてないわけだが。
 たまには脳味噌使ってみようと今週は帰宅後にちょっと勉強。相方は前日からの一夜漬けで合格してるんだから、ヤツよりインターネット歴の長いおいらとしてはプライドに賭けて負けてられねえ!! ダブルスターで鍛えた(大嘘)スキルがうなるぜこのヤロウ(問題が分からなくてうなったりしてな)。でも昨年の合格率は32.9%だぞ! だいじょうぶか樋渡!!
 というわけで、謙虚に勉強したいと思います。ハイ。

 先日bk1でこんな本を注文しました。『ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル』。
 ここ数年ロジカル・シンキングというスキルが注目されており、営業や企画屋などが持ちえるスキルとして望ましいとされていますが、要するに「相手に分かりやすく自分の考えていることを伝え、説得するための合理的な思考構築プロセス」のことです。
 論理的思考は苦手な部類なので、自分への投資、勉強のつもりで注文したのですが、実はひきがねを引いたのは会社の男の子の要領を得ない会話だったりして。
 以前、散々私をいらつかせ、イキオイ余ってフリートークでナンチャッテ分析までさせた会社の男性が、先日またしても私をいらつかせ、「どうしてこういうワケわかんないことを延々と話してられるんだろう」と考えちゃったわけですわ。あと10分も話していたら「言ってる意味わかんねーよ」と口に出していってしまいそうでした。ぐはーもっと大人になれ、俺!
 きっとロジカル・シンキングについて知れば彼を理解でき、さらに彼をもっといい方向に導けるアドバイスができるかもしれない。もしかしたら自分に理解力が足りないだけかもしれない。そんなことを考えて、書評を見て買ってしまった一冊でありました。
 読み終えるにはちょっと時間がかかりそうだけど(ってか、今週末の試験に向けて少しは勉強しなきゃだし)、ちょっと楽しみです。
 恥ずかしながら私は小説というのは実生活でほとんど読まず、どちらかというとノンフィクションもの、ニュースもの(インタビュー記事とか)、ビジネス書籍などを読むほうが好きだし、多いです。なんか夢のない殺伐とした印象を受けるかもしれませんが、小説であれノンフィクションであれビジネススキルものであれ、自分の内面を磨き上げ、人間を潤わせる糧であることにかわりはないと私は思ったりします。そういう糧を、自分の書くものや言動に反映できればいいですよね。我々書き手というのはどうも狭小な視野でものを見がちなので、広い視野と広い心を持ちたいもんです。
 書き手もそうなんですが、読み手の方にもずいぶん狭小な方がいらっしゃるようで。どこかで「(オンライン小説を)貴重な時間を割いて読んで『あげてる』のに」なんてコメントを見て、むしろ感心してしまう狭小な樋渡。「〜してあげる」という、相手を自分より格下において優位性を保とうとする暴言を、なんと正々堂々と吐いてくれる立派な人なのだろうと。
 オンライン小説の世界は、書き手市場だとばかり思ってたのですが、読み手市場だったとは知りませんでした。いやはや、対極の立場にあるはずの情報発信者・情報受信者の二者が対等であるのがインターネットの特性だとばかり思っていたので、まだまだ私の認識は理想でしかなかったわけですなぁ。
 先に挙げたロジカル・シンキングの本質は、相手の立場に立ち、相手がどういう回答を求めているか、自分の回答すべき課題はなんなのかを瞬時に判断する能力も問われるのですが、相手の立場に立ってものを考え(企画立案し)、話し(商談・提案し)、書く(企画書・提案書を作成する)ことは、ビジネススキルだけに必要なことではないと私は思います。会社帰りに冒頭の数ページしか読めなかったのですが、上記で紹介した書籍の中にこんな一文がありました。

(前略)大事なことは「あなた」が言いたいことではない。「あなた」が大切だと思っていることでもない。それが、相手にとって、伝えられることが期待されている「メッセージ」になっているかどうかなのだ。
 コンサルタントと話をしていると、よく「プロジェクトチームとして次回のミーティングでクライアントに言うべき内容がまとまらない」という話が出る。もし5人のチームであれば、言いたいと思うこと、すなわち伝える側の「思いの丈」は、五人五様であろう。しかし、極論すれば、ビジネスにおいて、伝え手の「思いの丈」など、受け手にとってはどうでもいいことなのだ。
 ここで、「そうか、自分ではなく相手のことを考えなければならないのか。そういえば、相手のことを考えなさい、と物心ついた頃から言われ続けたな」と気づけば立派なもの。(後略)

『第1章 相手に「伝える」ということ──1「自分にしか見えない病」「にわか読心術師症候群」にかかっていないか?』より

 この一文で、正直「けっ どうせマッキンゼー出身なんてお高くとまってるだけだろ」なーんてほんのちょこっと思ってた著者が、まるで神のようにも思えてきたもんです。
 相手を思いやることは、どんな共同体に身を置いていても人間として必要かつ当たり前のスキルですね。ただ、相手を思いやるのもいきすぎると、表面を取り繕うばかりで進展しないという弊害もないことはない(後略の部分でそう著者は述べています)のですが、さて、自分を振り返ってどうだろうか。私は仕事できちんと相手の要求に応えられているだろうか。ビジネスでなくても、自分の書いている小説で、独りよがりなことを一生懸命伝えようと時間ばかりを浪費していないか、身が引き締まる思いで振り返ってみようと思いました。