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フリートーク > 2005年2月6日バックナンバー

物欲と映画と凹みのはざまで……

 いやもうマジなんつーかタイヘンですよ奥さん。
 ストレスで過食気味っつーか実は正月から食い意地が減退してないだけっつーか、会社辞めたいとか、いやマジ今期終わったら辞めるとか革命で下克上が成功したら辞めるとか制作系に戻してくんなきゃ辞めるとか、つかお前は辞めることしか頭にないのかっつーか、おかげでストレス発散にこんなの買っちゃってみたりとか、Boseのクワイエットコンフォート2は高くて手が出ないけどいつかは絶対!とか、友人の結婚式に着ていくものを一日中考えて、挙げ句にいい年こいてゴシックドレスとかお仕立て注文しちゃったりとか、いや、ごめん、まじゴスロリが流行る前からフリフリとかレースとかスーパーゴージャスロングフレアスカートとか大好きだったんだァーーー! だけどいい年だから大人なゴシックに戻ってみただけなんだァーーー!とか、いい感じにカードの支払いが増えてくる中、実は今月末はうちのマンションの更新で大金用意しなきゃアカンのになにやってんだ、とか、またもやいい感じに貯まってきてるカードのポイントで米沢牛のすき焼き肉を頼んでみたりとか、いやぁ〜人生山あり谷ありで本当に参ってる今日この頃であります。

 第三章、ようやく執筆再開しました。リハビリというか、書かないと本当にダメダメになってしまいそうだったので、一日一行でもいいから書こうと思って始めたんですよ。
 相変わらず前フリ長くてどうでもいい描写に時間割きすぎだけど、徐々に徐々に自分らしさを取り戻せるといいかなぁと思っています。とりあえず、話数を書きためていくタイプではないので、1話が書き上がったところで少し見直してアップという形になると思いますし、それからの続きも牛歩のごとしだとは思うのですが、お待たせしている皆様に少しご報告を。
 第三章のタイトルは「死せる夢見の大地」になると思います。「死せる」は大地にかかる形容詞なのですが、さて、神々の黄昏の舞台であるこの世界を指す大地がどうして死にゆくのか、この世界そのものの、仕組みというか謎解きをこの章で行ってしまう予定でいます。つまり、実質的にはこの章が対アートハルク=対ガートルードの舞台のメインであり、完結編になるわけですね。
 第二章までお読みいただいている方には、もうすでに残った謎のうち、いくつかはおぼろげに出てきていますが、これからはのばしにのばしてきた伏線の片づけとその先の謎をつづるために、かなりのハイスピードでネタバレをすることになりそうです。主人公たちもあれよあれよという間に急展開に巻き込まれたり……。SFらしさを取り戻したといえば聞こえはいいですが、ファンタジーメインで読んでくださっていた方には申し訳ない気持ちもあったり……ごにょごにょ。
 なにはともあれ、気長にお待ちいただいている方々にはたいへん申し訳ないのですが、またしても気長にお待ちいただければと思います。よろしくお願い申し上げます。
 余談なんですが、それぞれの章で冒頭に登場するモノローグ。あれ、誰がどの部分で独白してるかおわかりでしょうか。第二章については出番少なかった人で申し訳ないんですけど(笑)

 自分で設定やら伏線やらをすっかり忘れていたり、第二章やら番外編やらが終わるまでに思わせぶりな台詞を入れすぎて後悔していたり、いろいろツッコミどころも満載なので、必死に頭から読み返すことでもリハビリを行っているのですが、つくづく自分はいままで見た映画のワンシーンなどからヴィジュアル面で影響を受けていることが多いなぁと思いました。いや、無意識下、意識化両方によるオマージュという意味ですが(^ ^;;
 映画フリークというわけでもないけれども、自宅でホームシアターが楽しめる環境とあって私も相方も鬼のように洋画のDVDを見まくるのが大好き。とはいっても、基本的には「現実を忘れさせてくれる」映画、すなわちパニックもの、SFもの、中世もの、アクション、バトルなどなど、比較的ミーハーでど派手なものが好みの、いわゆる一本筋の通った映画ファンというわけではないので(あまり現代ドラマ的な作品は見ないのデス)、適当に見ては「おもしろかった」「いまいち」などの感触や映画のストーリーの深いところ、感情や状況を表すカメラワークなどをひっくるめた映像のすばらしさについて語り合ったりする感じです。
 先日大人買いしたDVDを見まくったり、やっと手に入れたコンプリートBOXなどを見ていると、かつて映画館やレンタルビデオで見たときに強烈な印象を受けたシーンの数々に再会して、ああ、それらは実に自分の書いてきたものに無意識下の影響を与えてきたんだなぁと思いました。
 キャラクターについてはいわずもがな……と言いますか。酔っぱらったときやこのフリートークなどでも散々わめいているとおり、セテのモデルとなったのが「インディアナ・ジョーンズ 最後の聖戦」でヤング・インディを演じたリバー・フェニックスだっつーのを筆頭に、出てきますよオマージュキャラが(笑)。意外にも脇役が既存の俳優さんや役どころを抑えているみたいッスね。
 いつだったか語ったこともあるかもしれませんが、スナイプス統括隊長はウェズリー・スナイプスがモデルっつーか名前そのまんまでして、「デモリションマン」のイっちゃってるキャラじゃなくて「ブレイド」みたいな渋いのを演じてるあんな感じでもうちょい線を太くしたってところ。実は先日「理由」を見直してみたのですが、ショーン・コネリーと共演しているローレンス・フィッシュバーンのイメージも盛り込んであるのかもとも後付けながら思いました。「マトリックス」でもかっちょよかったフィッシュバーンですが(とくにあの演説シーンはすばらしかった)、「理由」でのイヤ〜な感じの刑事役もなかなかにハマリ役でした。
 ラファエラは髪型なんかそっくりそのまま、「007」シリーズでMを演じてるジュディ・デンチをもうちょい細く長身にした感じ。短髪できびきびした地位ある女性のイメージって誰だったかなぁと思い返してみたら、「007」のDVDを見て、ああ、彼女のイメージがずっと根付いてたんだぁと妙に納得。もうちょい(性格的に)とんがったイメージでもいいかもしれないんですけどね。
 シーンなんかでも「これこれ!」っての、けっこう多いですね。以下ネタバレ注意(笑)

 例えば、第二章でセテとピアージュが、包囲されているアジェンタスへの道を馬で駆け抜け、アートハルク兵たちとの追いかけっこを展開するあのシーンや、サーシェスが地獄の鍋への途中に盗賊団との馬での死闘を繰り広げるシーン、「インディアナ・ジョーンズ 最後の聖戦」での、ナチスの戦車とインディの追いかけっこにずいぶん影響受けてるなぁと思います。先日購入したDVD BOXで改めて見て、おお〜、これがずっと頭にこびりついてたのか〜って感じです。あの映画は映画館でも見たし、ビデオもすり切れるほど見たからなぁ。
 アクション映画大好きな私としては、セテの大立ち回りのシーンはかなりいろいろな映画から影響を受けているかとは思うのですが、はてさてそれがきちんと文章で表現しきれているかは謎。爆裂に強くて一発も殴られない主人公というのはスティーブン・セーガルくらいだろうから、とりあえず一度は劣勢に陥ってぼこぼこ殴られて鼻血ダラダラたらしちゃうくらいの二枚目半のお約束は、セテで十分役どころをおさえられているかとは思うのですが(笑)。
 逆に、書いた後で見た映像で「これこそまさしく私が書きたかったもの!」と萌え萌えしたシーンもたくさんあります。「イノセンス」の後半、基幹システムに直結して、ネットワークを保守するアンドロイドとの電脳レベルでの攻防するシーンがあるのですが、あれ、めっちゃかっこよかったです。物理的攻撃を行う「魔法」って、元来ああいったネットワーク内での侵入とそれを阻止する防壁との戦いに似てるよな〜なんて思っておりまして、自分のところで書いているものの「術法」戦での本質はあんな感じとイメージしていたもんですから、ものすごい揺さぶられましたヨ。アジェンタスでの多重結界を解放するシーンとか、ナギサが風の封印を解除するシーンなんか、きっとあんな感じで表現できるのかもしれないですね。

 読む人のイマジネーションを、映像や画像で縛ってしまうのはよくないかもしれないんですけど、書いてる本人が映像好きなんで申し訳ないっす。映像を見ているような臨場感を伴う文章、生き生きとしたその様を書けるよう、これからも精進精進!