Twilight of The Godsトップへ


フリートーク > 2005年5月4日バックナンバー

出た! GWにやっぱりDVD三昧ですよ先生

 ゴールデンウィーク真っ最中ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 予定ではゴールデンウィークは出社のはずだったのですが、大幅に遅れてゴールデンウィーク明けた後、どうやら土日出勤となりそうです。ゲフー。ま、休日出勤もやりおさめだぜーといわんばかりに職務経歴書を書き殴って転職活動再開中のダメサラリーマン樋渡、転職にはそろそろ年齢制限キツーだけどがんばれ俺! 超力作(笑)の企画書がうなるぜー!(嘘)<直はやめてエージェント使いなさいって
 で、このゴールデンウィーク中に何をしてるかというと、相変わらずのDVD三昧です。いい感じにヒキコモリー。いや、買い物とかで外出してはみたものの、どこも混雑しててアレですよ、新宿なんかの飲み屋じゃものごっつ混んでますですよ。うへー。
 今回は珍しくアクション以外にホラー映画なんぞ借りてきて、しかもよせばいいのにデカスクリーンで夜中に見たもんで、相方とふたり悲鳴あげまくりですヨ。『予言』と『着信アリ』なんですけどね。昨今、日本ホラーがブームになってるってことで、そのあたりの人気の秘密でも探ってみようと思ったのですが、いや、爆裂に恐ろしくてめちゃめちゃ心拍数があがってたいへんです。
『予言』はご存じ、つのだじろう先生の『恐怖新聞』を原作としてアレンジされたものなのですが、確かにショッキングではあるものの見終わって「ん〜〜〜?」な点が多く、最後はやっぱりヒューマンドラマだなぁと思った作品です、思わず泣いちゃったよ、三上博史の好演はなかなかの好感触。それにしても、恐怖新聞学って……鬼形礼って……アカシックレコードなんて単語が出てきた瞬間に「うは、とんでも系かYO」と、見てる最中は必死だったのに振り返ってみれば笑いがこみ上げてきちゃいました。すみませぬ。
 で、そのあとの『着信アリ』ですが、もう私的にはかなり怒髪天を衝く作品のひとつでして、見終わった後あまりに腹が立っていたのか、夢のなかまでさんざんこきおろしてしまっていたようです。B級好きを自負する私は本当にB級映画を愛してやまないので、作品を見終わった後でも笑えるネタのひとつとして愛でていますが、映画をこれほど批評したくなる気持ちになったのは初めてですし、なぜこんなに腹が立ったか自分でも分かりません。たぶん、DV(ドメスティックバイオレンス)がストーリーのひとつの要素にもなっているのに(テーマなんてモンでもないな、アリャ)、なんかそれを軽んじているというか、それを免罪符に勝手に悪意の像を作り上げているというか、お化けの意図はさっぱりわからんし、死んでまでも子どもが救われていない、なんかそういうのが気に入らなかったんだろうなぁ。
 しかも! ストーリーのまったく関係ない部分で、「こうすりゃコワイだろう、こうすりゃ観客はびびるだろう」みたいな意味のない恐怖感の演出も気に入らん! 観客をこけにしているのかと思うくらい、ストーリーに関係ない恐怖シーン満載ですよ。怖くてキモけりゃいいってもんでもないだろうに。まったく核心部分にかすりもしないし、冗長なだけじゃんよと。めちゃくちゃ怖くて悲鳴あげまくったけど(笑)、いや、完全に負け組だ(笑)。伏線を張って謎をちりばめ、謎を小出しにしていくことと、とってつけたような思わせぶりな意味のない過剰演出はまったく違うもんだと思うんだけどなぁ。映像特典で入っていた秋元康の尊大なコメント、あれに思わず失笑ですよ。さすが秋元、高井麻己子(元おニャン子)と結婚した罪は重い(意味不明)。
 映画を見て腹立つってのなかったんだけどなぁ……しょんぼり。
 多大な宣伝費用をばらまいて大手広告代理店にキャンペーンしかけてもらったおかげで、メディアミックスとして商業的に成功したのかもしれませんけれども、ブームに乗っかって駄作を量産するだけじゃどうしようもないよなぁ、なんて生意気なことを思った映画バカがここにひとり。
 あんまり腹立ったので『リディック』と『キングアーサー』立て続けに見て口直しですよ。いや〜やっぱこういうスペクタクル系はいいですなぁ。リディックなんぞヴィン・ディーゼルの魅力につきるでしょう(笑)、ジュディ・デンチが共演なんつーからどんなすごい役どころかと思ったら、おいおいおい、ジュディ・デンチはただの客寄せかよ、俺のあこがれのM@007が……、つかやっぱいろいろ説明不足だよな、とちょっと消化不良ではありますけれども、うそ〜なアクションものはすかっとしますな。バカ映画最高です。
『キングアーサー』については、アーサー王マニア樋渡としてはこれまでもかなりの数のアーサー王関連映画を見まくっておりますが、原作の古典を無視したストーリーはさておき、サクソン人との戦いとかアーサーがローマの将軍であるところとか、古典文学のほうではない言い伝えのほうに焦点をおいた作りが好感触ですね。まぁだけど、ランスロットとかフランス風の人名そのままなのはいかがなものか、とか、グィネヴィアとランスロット、トリスタンとイゾルデの恋物語はどこいった、とか、ニムエとモーガンはどこいった、とか、あの結末はいらないだろ、ディレクターズカットのもうひとつの結末のほうがしっくりくるだろ、みたいなのもありますが(笑)、ま、グィネヴィア役の女優さんが激しく美しかったのと、アーサーの長年の敵であったサクソン人の王セルディックがものすごい悪者で雰囲気あったのと、アーサーがやっぱり戦闘以外に取り柄がないってのがきちんと描かれていたのでよしとしましょうか。
 アーサー王物語の古典の原作が好きなら、『エクスカリバー』、こちらの映画は必見ですな。サー・トーマス・マロリーの『アーサー王の死』にきちんと沿っていて、1980年代らしい特殊撮影とか時代考証無視の衣装とかさっぴいても、その壮大さに心うたれますです。けっこうグロいのでそういうのが苦手な人にはおすすめしません。
 だけどやっぱり、私的にはバーナード・コーンウェルのアーサー王シリーズを映画かテレビシリーズで見たいです。