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フリートーク > 2006年3月30日バックナンバー

心にいいことは体にいいこと

 気づけば年度末。みなさまいかがおすごしでしょうか。
 会社のほうはますます緊迫した局面を迎えており、胃酸過多な毎日を送っておりますが、ついでに副業のほうも差し迫ってきたところだというのに、自宅のMacの起動ディスクが吹っ飛びましたです。
 ちょいと画像仕事をやっつけてたところで、「カチャン」とイヤーな音がしたあと、カーソルのバルーンが回りっぱなしになっちゃったんですよね。その間、「シュルシュルーシュルシュルー」とこれまたイヤーな音がしっぱなし、1時間ほど七色に回転するバルーンを見ながら途方に暮れていたのですが、強制終了させたあとはもちろん起動なんかするわけがございません。OS Xになってはじめて「?」アイコンが出るのを見ちゃいましたよ。
 聞き覚えのある音だったわけでして、もう覚悟はできていました。もちろんハードディスクの物理障害です。ソフトウェア的な障害ならば強力なツールを持っていたのでなんとかなるんですが、物理障害ともなると素人にはどうしようもなくなります。
 起動ディスクにはもちろんシステムが入っているわけですし、パーティションを分けてアプリケーションもまるまる入っていたもんですから、もうおしまいです。なんにもできません。
 バックアップの大切さはわかっちゃいたんですが、どうしてこうなんだろうと自分を呪う瞬間ですわ。
 とりあえず新しいハードディスクを買ってきて(230GBにグレードアップしました)相方に頼んで内蔵の入れ替えをしてもらったのですが、OS Xの再インストールと画像処理関連を入れるのみの最低限の復旧しかできていません。
 だってさ。
 俺様が10年近くかけて鍛えに鍛え抜いてきた秘伝のATOK辞書とか! 環境設定とか! メールボックスとか! お気に入りシェアウェアのシリアル番号とか! もちろんブラウザのブックマークとか! 自分のサイトの管理画面にだってたどりつけないっつーの! 鍛えに鍛えた俺的環境がすべて丸ごと一瞬で消え失せたわけですよ! あきらめきれませんて!
 まぁ、金にものをいわせてサルベージ業者に見積もりだすつもりで(見積もり=復旧できるかどうかの初期診断をするために送っちゃおうかと。Googleで「サルベージ」「データ復旧」で検索すると鬼のように業者さんが出てきます)会社にハードディスクを持っていったんですが、私がmixiや会社の掲示板で嘆いていたのを知ったうちのチーフがひとこと。
「樋渡さん、俺、サルベージ得意だから預けてみれば? 業者出す前に、これ以上悪くなることはないと思うから」
 きたきたきたー! 地獄で仏です。18万(カードで分割払い。現金なんかねーよ)は覚悟してたのがただ同然で頼めるわけですからお願いしちゃいましたよ。偶然でもハードディスクを持ってきててよかったぁ! 身近でそんなスーパーエンジニアがいるとは思いませんからまるで夢のようですわ。
 もちろん、データが全部救えるとは限りませんが、80GBのうち40GBくらいあったデータの7割でも救えればラッキーです。チーフも忙しい人なんで、ちょっと待ってみようと思います。環境さえ戻れば作業もスピードアップしますって!(いいからいまの環境で作業しろよ)

 さて、ここ2ヶ月くらいは本当に精神状態もひどく、ストレスからか飲み食い激しくなって太り気味になり(いや、実際にほぼ毎日会社の連中と飲み食いしてた)、顔に吹き出物が出、ますます肩こり腰痛がひどくなっていたんですけれども、先日会社の人から紹介されて同僚と「よくあたる」という占いに行って参りました。
 来る人はみな知人の紹介ばかりで広告も出しておらず、しかも東京では月末の数日間しか営業しないというところでして、にも関わらず時間制ではなく、予約制でもなく、たっぷりみっちり占っていただけるとのこと。先週の土曜朝一番に行って参りました。
 人間、自分の力でどうしようもないときは、占いにすがりたくなるってもんです。まぁ占いはカウンセリングのようなものだと認識してはいるんですが、自分以外の「なにか」のおかげでうまくいかないものだということを、合理的な嘘でもいいからぴしっと言ってもらえれば、それだけで心持ちがかわるもんです。
 都内某所のマンションの一室にあるのですが、いきなり座布団ばかりが並び、待っている間にはお茶を出され、「どうぞつまんでください」なんてクッキーまで出され、なんとアットホームなところだろうと一安心。さらには先生方が5人いて、大先生は女性の方なのですが、残り4人くらいの先生方のうち、3人が男性の先生なんですね。しきりもなにもない、こたつやちゃぶ台が所狭しと並ぶ中、オープンな状態で鑑定が行われており、不思議な空間だと思いつつもどこか実家でくつろいでいるようなそんな感覚で落ち着きます。鑑定依頼にくるのは女性ばかりと思ったのですが、実業家の方やエグゼクティブクラスの方など、男性のビジネスユーザーもたいへん多く見かけたので、ここは本当によくあたるんでしょう。
 結果ですか? いまの状況を見ていたのかと思うほどの助言に、あやうく涙が出るところでした。いわく、去年もたいそうつらい年だったと思うけれども、今年はもっとつらい年、いわゆる厄年なのだそうです。とにかく、人間関係にひどく精神状態がやられてしまうとのこと。あーもうそれだけで十分すぎるほどよく理解できます。去年は本当は転職もあまりよくない年だったそうなのですが、確かに転職する2ヶ月くらい前までの精神状態はたいへんひどく、あと一歩で鬱を発症しそうな勢いだったのが奇跡的に持ち直したという経緯もあり。しかしながら転職してからもいまのいままで、本当に苦労のしっぱなしでしたからね。もちろん、人間関係で神経すり減らしてきたわけですから。
 今年は転職も結婚も新しいことも、なにもかもだめ。しかし、人間関係で苦労するとはいっても、「こういうふうに考える人もいるんだ」と勉強させてもらうつもりで一年耐えろとの助言に、少し心が落ち着きました。
 それにしても友達の鑑定と比べると、私は本当に仕事の話しかされませんでした。女性には珍しい、そういう星の下(仕事の鬼?)に生まれているんだそうです。家庭には向いてないんだそうですよ。本当にありがとうございましたw
 今年はひどい状況だそうですが、来年は非常によい年で、また今度は再来年もいい年なのだとか。一年が始まったばかりで「今年は厄年、今年は全然だめです」といわれてショックどころか、逆に闘志がわいた私はマゾですか、そうですか。というのも、言動で厄年は9割跳ね返すことができるんだそうです。日々、生きていることに感謝し、両親やご先祖、まわりのすべての人間に感謝する気持ちを忘れないで生きていくことが重要だそうですが、考えてみれば当たり前すぎることで、その当たり前のことがまったくできていないもんですね、人間って。
 ここの占いサロンでは、一生使える鑑定書というのを作っていただけます。四柱推命(「ことえり」ででなかったけどこれでいいのか)でその人を表すさまざまな二文字の漢字をびっしりと書かれ、さらにその人の性質や周りの状況などをわかりやすく丁寧に、まるで添削でもしてくれるかのように書いてくれるんです。一生使うものですから、なにかあったときにはこの鑑定書を持ってくれば、何度でも見ていただけるし書き足してくれます。
 たとえだめなことが続いていても自分の行いを振り返りながら生きて、転機が訪れたらまたきなさいといわれ、占いサロンをあとにしました。
 4月から大きなプロジェクトに異動することがほぼ決定した私ですが、大きな荒波にのまれてしまう予感。また近々見ていただこうかなと思います。
 占いに没頭しすぎるのはよくないとは思いますが、人は他人から「あなたはこれこれこういう人です」と断言されたり、「今年は厄年だからなにをやってもだめなはず」と諭されることで、安心感を得るんだと思うんです。自分のせいだとばかり思っていた気持ちが氷解していく、占いが持つカウンセリング力はほんとうにすごいなと思いました。
 もちろん、今週は少し新たな気持ちで臨むことができましたよ。自分が思っている以上に周囲の動きが早く、すでに身動きとれずにどっぷりその渦に飲まれてますけど。
 心にいいことは体にいいこと。人に生きる力や優しさを与えてくれる「感謝」の気持ちについて、ちょっと考えてみようと思った一週間でした。

 年度末でみなさんお忙しいとは思いますが、超がんばれ!