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フリートーク月次バックナンバー

妄想トリップバトン

 光橋さん@みつろぐ!?(仮)から「妄想トリップバトン」なるものをいただきました。さかのぼってさまざまな方の回答を見せていただいたのですが、おもしろかった! 久しぶりに自分の小説のことを思い出し、バトンやってるヒマあったら本編の続き書けよ俺と思ったり思わなかったり orz
 冬休み中に続きをアップできれば……いいと思うんだけど……orz

質問1・・・前の人の指定した世界は?

 ちょwww 指定されてないけどうちで小説っていったら『神々の黄昏』しかないので、行ってみましょうか。電波チックにwww
 汎大陸戦争の前の時代のほうが書く方としてはおもしろい(燃える)んだけれども、ネタバレに抵触するので、ここは本編の汎大陸戦争後の時代、神世代へトリップさせていただきましょう。
 とかいいつつ、ここでも適度にネタバレに抵触しそうでナンともカンとも(ネタバレネタバレ言うだけじゃなく本編片付けろよ(;´Д`))。

質問2・・・目が覚めると、そこは・・・?

 まず最初に目に入ったのが黒炭のような土と、まとわりつくような煤。わずかに残る木材や漆喰の焼けた焦げ臭さとあいまって、鼻がむずむずする。体を起こして周囲を見回すだけで、明らかに焦土とわかった。なぜならすぐ背後に、焼け落ちたような巨大な廃墟が無惨な姿を晒しているからだ。
 城か、塔か、その建造物の昔の姿を脳内で復元するのも容易なことではないほど崩れ落ちているのだが、原因は火災か爆撃か落雷かのいずれかだろう。それにしてもひどい崩落具合だ。とにかく瓦礫は撤去したのだろう、周辺にはなにもなく、この建物を中心に焦土が広がっているのが見えた。瓦礫は取り除いたのに廃墟を残しておくのは危険じゃないか、でもまぁ、作業をするにも資金がなければどうしようもないのだろうな、などと不思議なくらいにのんきなことを考えながら、とりあえずぶらぶら周辺を散策してみることにした。
 そうして奇妙なことに気づく。この廃墟を中心に円状に焦土が広がっており、その焦土のすぐ外側、つまり円周を有刺鉄線が取り囲んでいる。いま自分がいるこの場所は、封鎖区域なのだ。有刺鉄線を超えたその先には最近整備されたばかりと思える街道があり、検問所のような木の小屋、検問を抜ければ街が広がってはいるものの、この場所だけが時間の流れから切り離されたような錯覚を覚える。なんとなく、ここから早く立ち去らなければという気分になったそのときだった。
 何者かが遠くから叫ぶのが聞こえた。自分に対する言葉だという確信はなかったが振り返ってみると、数十メートル先で二人くらいの男が、なにやら尋常ならざる剣幕で警告らしきイントネーションの言葉を叫んでいる。さらに驚いたのは、詰め襟風の黒い制服を着た彼らが腰に長モノを携えていること。長さからいって警棒なんてシロモノじゃない、剣だ。
 逃げれば余計にあやしまれる。ここはひとつ話し合いで、なんてのんきなことを考えていたら、男たちは小走りで近づきながら腰の剣のつかに手を掛けている。なんだかヤバイ。激しくヤバイ。逃げなきゃ、と思ってもなかなか足が動かない。数歩、後ずさるのがせいいっぱいだ。
「××××! ×××× ××××!」
 え? いまなんて?
 なんだろう、英語にすごく似ているけれども文節が異常に少ない。なるほど、英語を母国語としない外国人が、とりあえず知っている名詞や動詞をまくしたてるのに似ている。単語や文法、イントネーションが少し(あるいはかなり)変化しているようだが、なんとなく理解できた。
「ここは中央諸世界連合管轄の封鎖区域である。身分証明書を提示せよ。そうでなければアートハルク帝国の残党と見なし、貴殿の身柄を拘束する」
 工エエェェ(´д`)ェェエエ工 ここってもしかして旧アートハルク首都ブライトハルクのど真ん中!? しかもあの廃墟って、紫禁城《しきんじょう》じゃないか!

質問3・・・貴方には不思議な力が備わっていました。その“能力”とは?

 とにかくここは身の潔白を証明しなければならない。目が覚めたら知らない場所にいました、なんて漫画のような言い訳だが、落ち着いて状況を説明しよう。
 問題は言葉が通じるかどうかだ。日常会話程度の英語ならいくぶんは話せるのだが、これだけひどい訛りとめちゃくちゃに変化した文法に対応できるか。
 両手を挙げ、武器を携帯していないことと敵意のないことを示しながら、警備の剣士ふたりにコミュニケーションを試みる。
「私は樋渡ゆうぞーという者です。まず、封鎖区域に無断で立ち入ったことをお詫びします。ですが、私はもしかしたら門《ゲート》でここへ無理矢理転送されてしまったのかもしれません。信じがたいでしょうが、気がついたらここにいたんです」
 信じられない。すらすらと言葉が出る。どうやら異文化コミュニケーションスキルが備わったらしい。
 剣士の男たちは怪訝そうな顔をしながら、互いの顔を見合わせている。当然だ。
 さて、このあと彼らは自分をどうするつもりだろう。

質問4・・・何処からどう見ても不審者な貴方は、そこの最高責任者と面会する事に。まず、どうします?

 結局私は身柄を拘束されることになった。拘束、というのは言い過ぎかもしれないが、適度に敵意を示されながらも比較的丁重に馬車に乗せられ、ふたりの別の剣士に見張られながら長時間揺られるハメに。表向きは身柄の保護だそうだ。彼らは中央特務執行庁の特使ということで、公僕のいうことはあまりあてにはならないが。
 ニット帽にコート、ニットパーカーとワークパンツ、厚底ブーツを履いて封鎖区域をうろちょろするアートハルクの工作員はいないだろうとは思うのだが、エルメネス大陸や辺境のどこにもない「ニッポン」という国の国籍を持っていることとか、職業はソフトウェアメーカーの営業企画という名のIT奴隷だということなど、彼らにとって得体の知れない情報ばかり。工作員より信用できないだろう。頭がおかしいんじゃないかと思っているはずだ。
 病院送りか、隔離施設か。不安に思いながらも特使の男に尋ねてみる。
「私のような現場の人間には貴殿の扱いについて判断することはできない。まずは庁舎で簡単な身体検査等を行ったあと、長官じきじきに面談していただく」
 ちょwwwww長官ってwwwww ラファエラ・フォリスター・イ・ワルトハイム将軍ッスか!?
 幸いなことに、アートハルクの旧城下町内に中央管轄の庁舎があるんだそうだ。将軍はたまたま公務でこちらにきているのだという。
 馬車から降りて無骨な庁舎の階段を上り、運動不足の心臓が激しく脈打つのを感じる。緊張もしているんだろう。あまり感触のよくない薄っぺらい絨毯を踏みしめ、先導する特使の背中についていくが、その間にワークパンツの裾やコートについた煤を払い落とす。将軍には小汚い人間と思われたくない。顔はすっぴんだけど、それはまぁしょうがない。
 木製の扉が重々しく開かれ、入り口の両脇に分かれた特使が中に入れと自分を促す。ヤバイ。社長面接とこのあいだ社長室で社長副社長に囲まれたとき以来の緊張感だ。
「どうぞお入りなさい」
 ヤバイ。なにがヤバイって、冗談抜きで想像通りの声。007シリーズでボンドの上司M役などで活躍してるジュディ・デンチみたいww ものすごく安心して部屋に入るとこれまた想像通りの容姿で、そのまんまジュディ・デンチ。いや、彼女よりもっと長身で若々しく、筋肉質か。赤いジャケットと膝丈のタイトスカートがよく似合う。歴戦の勇士ここに極まれりといったところだ。
「おかけなさい。ゆうぞー。かしこまることもありません。話は聞きました。以前にも気がついたらここにいた、という娘と会ったことがあるので、もしやと思っていたんですが……あなたは記憶喪失ではなさそうですね」
 そういって、ラファエラ・フォリスター・イ・ワルトハイム将軍はわずかに笑った。

質問5・・・何とか受け入れて貰えましたが宿がありません。誰の家に泊まりますか?

 ラファエラはたいへん真剣な様子で私の話を聞いてくれた。ITだのPCだのの話はさすがに理解の範疇を超えていたようだが、おおむね私の身の上に起きた事件や工作員でないことは信じてくれたようだった。人の話をきちんと聞ける理想的な管理職だと思う。
 彼女は私を元の世界に戻すための方法や、今回強制的に転移させられた理由などを非公式に調査してくれると約束してくれた。ありがたい話だ。もちろん、私情によるものではない。もしかしたら「神々の黄昏」の影響で時空に再び歪みがでてきており、それを悪用しようという輩の破壊工作かもしれないのだそうだ。中央特務執行庁が動くための安全保障上の理由になりえる。
 さて、日が落ちてずいぶん経ってしまっていた。自分のG-Shockでは午後17時を超えていたが、この世界では電波時計はなんの役にも立たない。そもそも時刻あわせの電波はまったく受信できていないし、この星の自転速度を考えれば……。
 とにかく宿だ。宿がない。庁舎には宿泊施設がないし、あったとしても、そもそも民間人を庁舎に泊まらせるなんてことは機密保持の観点からいってもありえない話だ。旧城下町でどこか安宿にでも泊まるか。いや、現金がない。持っていたとしても、通貨単位が円のはずがない。困った。
「ゆうぞー、もしよかったらですが……」
 ラファエラが声を掛ける。
「私の私邸でベッドを用意させます。この世界について何も知らないあなたを一般の宿に泊まらせるわけにはいきませんからね。しばらく休養も必要でしょう」
 なんとありがたい申し出。もちろんお言葉に甘えさせていただくことにした。

質問6・・・貴方がこの世界で必ずやりたい事は?

 ラファエラの私邸は、敷地は広いものの、彼女らしい質素なものだった。旧世界《ロイギル》風のごてごてした宮殿みたいなものや、ホワイトハウスのようなものを想像していた自分が恥ずかしい。
 ラファエラは公務で戻れないとのことで、ダイニングではひとりで食事をするはめになったのだが、長年彼女の世話をしているという小間使いの少女がかいがいしく世話をしてくれたし、とりとめもない会話にもつきあってくれたのでずいぶんリラックスできた。
 シャワーを浴び、早々にベッドにもぐりこむ。この世界には、パソコンも光ケーブルも、もちろんニンテンドーDSもPS2もない。疲れていたのもあったので、とにかく眠ってしまうことにした。
 横になればすぐに眠れるかとも思ったのだが、異常事態に交感神経が高ぶっており、頭の中をさまざまな事柄が駆けめぐる。B型は案外くよくよ悩んだり、あれこれ余計なことを考えてしまうものなのだ。
 だが、どうせすぐには帰れないのだ。会社に残してきた山ほどの業務を思うと胃が痛くなるのだが、もう運命に身を任せるしかない。
 そうだ。割り切ってしまおう。それがいい。
 まずはいろいろな人に会ってみたい。ラファエラと懇意にできる機会をうまく利用しよう。彼女の義理の弟である聖騎士レイザークに会って、その豪快さを生で見てみたい。彼に会えれば自動的にセテにも会えるし、彼らを取り巻くさまざまな仲間たちにも会えるだろう。
 行ってみたい場所も山ほどある。ロクランに行って守護神廟も見てみたいし、光都オレリア・ルアーノの発電所とかグレイブ・バリーとか、あとちょっと不謹慎かもしれないけれども浮遊大陸衛星にも。浮遊大陸を実現するメカニズムをこの目で見てみたいし、メカニズムといえば恐怖をもたらした霊子力炉も見たい。あれらのメカニズムを、もっと人の役に立つようなものに転用できないだろうか。
 そんなことを考えているうちに、どうやら私は深い眠りに落ちてしまったようだ。

質問7・・・貴方は元の世界に戻れる事になりました。どうしますか?

 地球時間で、およそ半年が過ぎたころだった。
 この頃には私は、中央の研究機関の一員として仕事をこなしており、いっぱしにこの世界で社会人として復帰できていた。
 PCやITスキルが幸いし、旧世界《ロイギル》の遺産から伝わる汎用機のようなものやそれらのコンソールに値するPDAのようなものをいじくり倒したり、そうした遺産を業務に活用してワークフローを整備したり、マニュアル制作や技術サポートのようなものをこなす毎日が続いていた。OSはWindowsとかMacintoshとかUNIXとか関係ない、なんかすごいものだったが、GUIが芸術的にすばらしく、またコマンドラインも比較的UNIXに近いこともあったので、さほど習得に時間がかかるわけでもなかった。
 最初の頃はPCにうといオジサン連中にオンサイトサポートをしているような状態でストレスもたまったが、そこはさすがに研究者・技術者畑の人間、研究員たちの飲み込みは早い。
 なんだか、こんな一生も悪くないかなぁ。あとは、イーシュ・ラミナみたいに長寿で超能力でもあればいちばんいいんだけど。
 そんなふうに思っていたころ。ラファエラに呼ばれ光都に出向くことになった。
「喜びなさい、ゆうぞー。あなたを元の世界に戻せるかもしれません」
 ラファエラはそう言った。いまは聖救世使教会配下ではなく、中央諸世界連合評議会の管轄となった智恵院の技術者たちが、時空の歪みをさらに歪めることでトンネルを造り、別次元・別の時間軸の世界との連絡通路を作れるシステム開発に成功したのだそうだ。
「そうですか」
 まるで人ごとのように言う私を見て、ラファエラは怪訝そうな顔をした。なぜ喜ばないのか不思議に思っているのだろう。
 そりゃうれしい。この世界での生活に不便さを感じたことがないというのは嘘になる。インターネットもデジタルゲームも携帯電話もCDもDVDもない。元の世界の家族や仲間たちに会いたくて、夜中に枕を濡らしてばかりだった。
 だがいまは。こちらの世界にも仲間は大勢いる。仕事にも油が乗ってきた。なにより行方不明になって半年、もう誰も自分のことを覚えていないんじゃないかという不安が強い。会社に戻ったって、当然席はない。よくて左遷だ。
「この世界に残ろう。そう考えているのではありませんか?」
 ラファエラが優しく声をかける。私は無言で頷いた。ラファエラは困ったようにため息をつく。
「私には自分の考えをあなたに強制することはできません。ですが、ひとつだけ助言できることがあるとすれば……」
 ラファエラは紅茶に角砂糖をひとつつまんで入れた。じわじわと紅茶に溶けていく様を見ながら、私は次の言葉を待った。
「私の故郷は、アートハルク戦争の際に火の海となり、家族や友人、仲間たちを大勢失いました。もちろんいまはすっかり復興していますがね。本当の意味での帰る場所はないんです。ですから、軍に籍を置いている際にも、部下たちには極力休暇を取らせて実家に帰らせるようにしたものです。帰る場所があるってことは、待っている人がいる場所があるってことなんですよ」
 その言葉で目が覚めたような気がした。占いでもよく言われたものだ。あなたはあまり人を顧みないタイプですね、と。
 大切なことを忘れてしまっていた。残してきた人たちがいる。自分は、どんなことがあっても彼らの元に帰らなければならない。

質問8・・・おかえりなさい。 次の五人をどの世界にトリップさせますか?

 5人って……

そ ん な に 友 だ ち い な い お ! ( ;ω;)

すんまそん、ご覧になって興味がおありの方は、バトンをお好きに持っていってくださいませ。

師走とはよくいったもんだ

 我ながら情けなくなるくらいにテンパってしまった。12月に入ってからしびれるくらいにいろいろ不幸が重なって、まぁそれでも年末はゆったり過ごせるかななんて前回のフリートークにも書いたんだけれども、いきなり仕事が加速! 盆と正月が一緒に来たような状態に陥りました。

 打ち合わせ・往訪・来客のコンボのなかを、サイボウズのあいている部分は全部自分でブロックして作業時間を確保してみたり(とにかく少しでもあいていると勝手にスケジュール入れられてしまうのダ)、いきなり知的所有権がらみで問題が浮上して調整に右往左往してみたり、社長と副社長に呼ばれ、とある案件のことで言葉責めにあったり、仕様をFIXしてさあ開発だ!ってなところでクライアントから何度目になるかわからない仕様変更依頼が来て椅子から転げ落ちたり、なんだか世の中でなにが起きてるのかすら知らないまま年内最終出社日を迎えたわけですが、仕事納めだからっつってスピードが落ちるわけでもなく、オフィス内の納会でみんながお酒を飲んでるのを横目で見ながら報告書書いてる俺様って、なんか給食を食べるのが遅くて居残りさせられてる子みたいじゃね?みたいな。仕事できないやつっぽい…… orz

 外で開催する納会までには年内の業務が終了してよかったですが、飲みが入って今度はアクションが加速! すげーいきおいでテンションがあがって下品と暴言に磨きがかかるって、ホントにもう……最後まで生まれてすみませんだ。

 大掃除もしてないし洗濯物もゴミも山のよう、母の入院と男やもめの親父のこともあるから実家にも帰らなきゃ(いつ行けるんだ)、エステも12月入ってからキャンセルしまくりだから冬休み中には行っておきたいし、正月の食べ物をなんにも考えてないし、あーそれにしても今年の冬休みは根性で12連休にしてみたけど、ホントにゆっくりしてられるのかな、会社行かなきゃいけなくねーかな、とか不安要素もおてんこもりもりであります。相変わらず計画性ねーな。

 来年の1月末までは厄年なんだけれども、仕事運が急上昇してきてるみたいで、この調子で来年もいい仕事ができるようにがんばります。いろいろ考えさせられることも山ほどあるけれども、仕事で自立する、特にうちみたいな特殊で未熟な会社の中で自立するってことは非常に難しい課題をこなしていかなければならないから、いい勉強をさせてもらってます。
 うわ〜大人になったなぁ(今朝2時までクダ巻いてた人間の発言とは思えんw)。一年前ならキレて机ひっくり返してたことも耐えられるようになったよwwww

 おっと、写真は大江戸線汐留駅で見た、カレッタ汐留の広告。蛍光灯のフリッカーが出てよく見えないと思うけれども、すげーかわいいんですわコレ。
 左のリスはしっぽがロールケーキになってんの。んで、右のプードルは胴体が丸くえぐったアイスをつなげてある、よくできたコラージュ。商談の帰りでほっと一息ついたところで見たので、上司とふたりで「癒されるわ〜」と携帯のカメラで写真とってきました。

 バトンをもらってるんですが、それはまた次のフリートークにて。

りすとプードル

厄落としにはまだ遠い?

 気がついたら12月も半ば、すでに2006年も終わろうとしているようです。
 ごきげんよう、みなさま。そろそろ年内にやるべき業務が落ち着いてきて、すっかり「本年の営業はすべて終了いたしました」な気分です(それまでの修羅場はなんだったんだ)。ボールは先方にあるので、それの返答待ち。待ちに入るのって気分いいなぁといつも思いますが、それも年末だけはハラハラしますな。なんたって日にちがない。

 祖母が亡くなってバタバタと葬儀を済ませ、帰ってきたら疲れと寒暖の差でバッチリ風邪をひきました。それもひどい咳がでるやつ。通夜と葬式で浴びまくった線香と焼香の煙でむせまくっていたので、「不祝儀っつーのはけむたいもんだなぁ」なんて呑気なことを思っていたんですけれども、それが前兆だったんですね。翌日すぐに熱が出てオカマみたいな声になるし咳は止まらないしで、けっきょく忌引き扱いの延長でもう一日休暇をもらうはめに。
 それにしても今年はとにかく風邪などでダウンしがちでありました。近年まれに見るほど病院に行ってます。咳が出る風邪がとくに多く、左の肺に爆弾抱えている身としては戦々恐々なんですが(なら煙草やめろってw)、さらに咳と炎症を抑えるクスリがこれまたすごい強くてですね。ノロウィルスですかってな感じで腹くだりまくりんぐであります。
 いや、そうならないように胃薬もいっしょに処方してもらってるんで、そんなはずはない。よくよく考えたら平日なのにすげー飲んでたり、同僚と自宅で飲んでるのに気づいたら朝になってて、そりゃもうどう見ても二日酔いな状態で出社したりしてりゃ、腹もくだるっつーの。
 昨日なんかは胃に刺すような痛みが走りましてね。まぁストレスもあるんでしょうが、忘年会続きのこの時期に胃の調子が悪いって、いったいなんの罰ゲームですかと、かように樋渡的には思う次第であります。

 そんなこんなでそろそろ厄も落ちたころか……と思いきや、今日昼間に母ちゃんから電話かかってきて、「肺炎起こして緊急入院することになった」だと……orz
 彼女はリウマチのおかげで間質性肺炎を患っているので、風邪をひくと命取りにはならないものの、けっこうしびれる状況に陥るようで(命に別状はないので心配ご無用であります)。
 さすが近年最大の厄年(大厄はとっくに終わってるが)、実は昨日千円札を拾ったばかりだったのですが、それでツキを使い果たしたか、ネコババした罰が当たったのか、それともその千円の落とし主の厄を貰い受けたか。ちょっとやそっとでは2006年を終わらせてはくれないようです。orz
 あ、その千円ですか? 警察署も遠いですし、店の中でしたから当然飲み会の会計に寄付いたしました。wwwwwww

 どうも暗い話題が続いて気分がふさぎがちであります。本人はそうでも周りからはあまりそう見られないのが樋渡の悩みであり。
 最近ラーメンズのふたりがものすごく気になっていて、恋をした乙女なくらいにDVD-BOXがほしくてほしくてたまりません。公式サイトはこちら→Rahmens.net
 日本AppleのCMでやっているPCとMacの二人組みの会話は、見たことがある人も多いかと(これは彼らのオリジナルネタじゃなくてつまらんのですが)。それぞれピンでもCMやドラマ、映画などに出ているので、他にも「あ! 見たことあるかも!」なんて人もいらっしゃるかな。
 古くは、YouTubeで話題になったスシネタ(『日本の形 The Japanese Tradition − 鮨 sushi』)、それからCDショップなんかでよくかかってた『新日本語学校』なんてのも有名かも。
 なんとなく、「スネークマンショー」を彷彿させる感じ。この人たちの感覚、すごい好き。今月はまたしてもカードの支払いがすごいことになっちゃうが、そんなこと関係なくDVDとか買っちゃうかも。wwwww

 そういや、先日会社の連中とバスで六本木クルージングに行きました。いつも見ていた道がとても新鮮で、ちょうどクリスマスのライトアップがきれいでした。写真は六本木ヒルズの裏の並木。ケータイのカメラはシャッタースピードが遅くてすごい残念。

イルミネーション

父が泣いた日

 日本全国が寒波の影響で厳しい冷え込みに見舞われたようですが、都内もずいぶん冷え込んだんでしょうか。
 かくいうワタクシは、私事ではございますが祖母が永眠しましたため、日曜、月曜と名古屋へ。名古屋はずいぶん冷えました。帰りの新幹線で東京駅に着いたときに少しほっとしたほどの気温です。

 大人になってからもずっと同居していたし、共働きで母が働きに出ているときにはずっと世話してもらったおばあちゃんです。享年93歳。手先の器用な人で、子どものときは妹とおそろいの洋服をよく作ってもらったりしてましたし、また当時の女性にしては珍しい女学校出のたいへん頭のいい人で、信心深く優しいおばあちゃんでありました。
 晩年は全盲のため、母や私などが外出のつきそいをしていたものですが、目が悪くてひとりであまり出歩けないために足腰が弱っていた程度で、内臓も頭もしっかりしていたすごい健康体の持ち主。母の体調が悪くなってからは父の妹の家に移り住んだので、もう六年くらい会ってなかったのかな。
 先々週末に呼吸困難を起こして危ないとの知らせが入り、父と母が見舞いにいったときは持ち直したものの、すぐに意識昏倒、一週間後の土曜日に眠るように息を引き取ったということです。あいにく私は仕事のために見舞うことはかないませんでしたが、父と母が最後に会え、(たぶんもう誰がしゃべっているかは分からなかったでしょうが)呼べば返事をしたというので、それがせめてもの救いでしょうか。

 長男である父が喪主となり、段取りは葬儀社さんや親類一同の手ではかどりまして、無事滞りなく葬儀は終了いたしました。肉親の死を迎えるのは実に十年ぶりのことで、しかも長らく同居をしていた近しい祖母だったのと、喪主である長男(父)の娘ということで非常に深く関わることができました。納棺の前の体のお清めからはじまり、死化粧、納棺の手伝い、通夜や告別式はもちろんのこと、出棺の前の献花や火葬後の収骨まで、さまざまな段取りをすべて見る(関わる)ことができました思い出深い葬儀です。また、そう遠くないであろう未来に執り行う両親どちらかの葬儀の際、喪主になる長女の私にとっては非常に有用なものになるでしょう。
 少子化や親戚づきあい、近所づきあいも少なくなってきた昨今ですし、最近は葬儀社さんが斎場ですべて段取りしてくださるので、なかなか体験して学んでいくというのも難しいですからね。いい社会勉強です(あまり何度もあってはならない悲しいものですがね)。

 ここ数年は友人・知人関連や会社関連などで葬儀に参列することがたいへん多かったのですが、近しい肉親の死というものはまた格別に悲しいものです。先祖から脈々とつながる血から自分の原点を形作った金型のうち、現存するいちばん遠くて大きなものが消えてなくなってしまった感覚っていうんでしょうかね。それから、幼い頃から生きていて当たり前だった人がもう息をしていないことの非現実感、さまざまな思いが巡った気がします。
 穏やかな表情で眠るように横たわる祖母の体はたいへんか細くて小さく、しっかりと両胸で組まれた小さくて指の細い手を触れば、信じられないほど冷たい。手や頬をなでて「こんなにちっちゃくなっちゃって」と言葉も出ず、それでも、おばあちゃんのきれいな肌や年寄り特有の柔らかい皮膚の感触は覚えのあるもので、涙ばかりが流れました。一緒に住んでいたときにもう少し優しくしてあげればよかった、名古屋まで新幹線ですぐなんだから何度か会いに行ってあげればよかった、そんなことばかりが頭を駆けめぐります。涙がいまだに止まりません。でも、祖母の兄弟や親戚など祖母のために涙を流す方々の姿を見ながら、祖母はそれでも幸せだったに違いないとも思えました。

 出棺の前、祖母の周りを花で飾り、本当に花と果物などのお供物で棺をいっぱいにしてあげて最後のお別れをしましたが、これが最後と思ったらしゃくりあげるほど泣けてきましてね。印象的だったのは、父が声を上げて泣いていたんです。
 祖母に対しても母に対しても、モラルハラスメントかというくらいに冷たくあたったり、30年近く前には非常に厳しかったであろう脱サラをして家族を食わしていくなど、ひどいのとすごいのとが混在する不思議な人だったんですが、実は私は父が泣いたのを見たことがなかったんですね。人に優しい言葉をかけることもなかったけれども、仕事のグチを言っているのも見たことがない。祖母のことが大嫌いなのかとも思っていたんですが、そんなことはない。早くに父を亡くして女手ひとつで育てられてきた兄弟たちの長男として、最後の最後まで格好良く、威厳を持って接しようとしてきた父なりのポリシーだったのでしょう。
 長女だからなんて格好つけている自分に、どこか似ている気がします。血は争えないものです。
 とはいえ、久しぶりに会った父はずいぶん性格が円くなったようでした。
 お父さん、二日間の喪主、お疲れさま。おばあちゃんは喜んでいたと思うよ。