
第三章:死せる夢見の大地 目次
- あらすじ

アートハルク帝国ガートルードの聖戦宣言により、にわかに中央圏内で動揺が広がる。故ダフニス前皇帝の残した数多くの謎とともにアートハルクの中央に対する戦争が幕を開けようとしていた。そして新たな仲間を得たセテはレイザークたちとともに光都オレリア・ルアーノへ、時を同じくしてフライスとサーシェスも光都へ向かう。
別々の場所で別々の運命に翻弄されていたセテとサーシェス。ふたりが合流するとき、物語はいよいよ核心に迫る。アートハルク戦争とはなんだったのか。『神の黙示録』とは何をもたらしたのか。レオンハルトは、サーシェスは、フライスは、ガートルードは、そのとき何を思い、何を考えたのか。死せる夢見の大地は、最後に輝くのか。
- 最新話:第7話 困惑と安堵と焦燥と
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- 第1話:想いと思惑と
- 中央諸世界連合から離反したレイアムラントにて、アートハルク帝国新皇帝ガートルードとレイアムラント首相による同盟結成の調印式が開催された。中央からも多くの報道陣が招かれていたが、彼らの目的はガートルード本人の口から今度の軍事行動の目的が語れること。果たしてガートルードから、5年前のアートハルク戦争勃発の経緯が語られるのだが──
- 第2話:旅の途中で
- 集落を後にしたフライスとサーシェスは、馬車で光都までの遠い道のりを旅する途中であった。体調が回復していないものの、サーシェス本人の願いで旅立ちを決意したのだったが、その途中、馬車の中でのほとんどをサーシェスは眠って過ごすことが多くなっていた。疲労によるものだとしても眠りに落ちる時間が長すぎる。不安に思うフライスをよそに、馬車はアートハルク国境付近を通りがかる。
- 第3話:遭遇
- 内緒で馬車に乗り込んだベゼルにレイザークとセテは相当な怒りをぶつけるのだったが、そこはなぜかジョーイのはからいでうまくまとまってしまう。仕方なしにお荷物なベゼルを伴って光都へ向かうことになった一行であるが、わずかな休息の合間に、ジョーイはセテと、ベゼルはアスターシャと奇妙な友好関係を築くことができたようだった。次第に一行に不思議な連帯感が生まれるのだが……
- 第4話:集結
- 結界の裂け目から姿を現したのは、二百年前の大戦で世界を蹂躙したフレイムタイラントと同属性を持つ、暗黒の炎の化け物であった。ベゼルとアスターシャを守るために、セテとレイザークは剣を抜く。強大な攻撃力を持つ旧世界時代のモンスター相手に、王女とベゼルを守りながら戦うのは得策ではない。ひとまず馬車で逃げることを優先するのだったが……
- 第5話:女神の探し物
- 思わぬところで思わぬ再会を果たすこととなったセテとサーシェス。双方の一行が合流したところで、彼らはそれぞれこれまでの旅路を語り始める。レイザークとフライスにはある思惑があり、それをはっきりさせておきたかった。レイザークはセテの腕をひねり上げて、彼の右手のひらの銀色の傷跡をまじまじと見つめる。
- 第6話:預言の続き
- フライスから語られた〈青き若獅子〉と救世主の復活。セテは自分の人生と大陸史とのつながりにいいようのない恐怖を感じつつも、これまでの出来事を総括するようにレオンハルトと救世主との関わりを吐露する。セテとサーシェスを中心に世界が動くのか、それとも彼らが振り回されているのか、真実は光都にある。
- 第7話:困惑と安堵と焦燥と
- レイザークとフライスの衝撃的な発言に混乱したセテは、宿の外で頭を冷やそうとするのだったが、そこへ同じく憔悴しきったサーシェスが。彼女の瞳に、かつてセテが感じたひたむきさや前向きな考え方は感じられなかった。人は変わるもの──。セテは自分とサーシェスとの距離感を取り戻すべく、口を開いた。
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